お肌の基礎は食事から!美肌食でつるつる、ぴかぴか肌作り!第2弾 ~甘酒~

お肌の基礎は食事から!美肌食でつるつる、ぴかぴか肌作り!第2弾 ~甘酒~

美肌食の第2弾は、「甘酒」です。

「飲む美容液」や「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒の成分と、おすすめの取り入れ方をご紹介致します。

美肌食

甘酒には美容成分がいっぱい!

普段の食卓ではあまり馴染のない甘酒ですが、実は美容効果の高い成分がふんだんに含まれています。
まず、甘酒には米麹をベースにするものと酒粕をベースにするものがあります。
米麹を使うものはお米のでんぷんを糖に分解して作られアルコール度数が0%、酒粕を使うものは酒粕に砂糖やはちみつを混ぜて作られアルコール度数は1%未満で分類はお酒ではありません。
しかし、お酒に弱い人や妊娠、授乳中の人、子供は注意が必要です。

コウジ酸

甘酒の原料である麹に含まれる成分で、メラニンの生成を抑え、美肌に導くといわれています。

ビタミンB群

ビタミンB2は糖質、たんぱく質、脂質の代謝や皮膚や髪の毛、つめなどの細胞の再生に関わっています。

ビタミンB6は肌のもとになるタンパク質の代謝に不可欠で皮膚や髪の毛、つめなどの体たんぱく質を作るのを助けます。

また、ビタミンB6は神経系にも働きかけるので、肌荒れの原因となりやすい気分の落ち込みやイライラなどの解消につながったり赤血球の合成にも必要なビタミンです。
ビオチンはビタミンB群の一種で不足すると皮膚炎、脱毛の他に食欲不振なども起こします。

フェルラ酸

ポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。老化の原因となる活性酸素の発生を抑えます。

食物繊維

麹に多く含まれ、血液がサラサラになったり、便秘解消などに役立ちます。

オリゴ糖

善玉菌のエサとなり、腸の働きを促進させ、腸内環境の改善に役立ちます。

必須アミノ酸

体の中の細胞を作るのに必要なアミノ酸ですが食べ物からしか取り入れることができないものを必須アミノ酸と言い9種類あります。
甘酒はその全てのアミノ酸を含んでいるのです。

甘酒には栄養素が豊富ですが、原料は糖質の多いお米であったり、酒粕タイプでも砂糖を加えるためそのエネルギーや糖質量は牛乳や豆乳など他の飲み物と比べ高いです。
1日200ml(コップ1杯程度)を目安とし飲みすぎないようにしましょう。
野菜と一緒に摂ると血糖値の上昇を抑えられたり、酒粕タイプのものを手作りをして砂糖の量を調節するなどしてみましょう。
また食事と一緒に摂ることで甘酒の豊富な栄養素をしっかり吸収できます。

甘酒

おすすめレシピ

甘酒には、酒粕を原料にした「酒麹」の甘酒と、米を発酵させる過程でできる「米麹」の甘酒です。
酒麹の甘酒は甘味が少なく、米麹の甘酒は米の甘味があるため、砂糖の量を抑えながらおいしく頂くことができます。
今回は、米麹を使った甘さ控えめヘルシーなお菓子を紹介します♪

甘酒蒸しパン

材料
材料名 目安量
鶏卵 1個
グラニュー糖 40g
米麹の甘酒(無加糖) 70g
小麦粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1+1/4
小豆(煮たもの) 適量
甘酒蒸しパン
作り方
  1. 鶏卵とグラニュー糖をボールに入れ、白くなるまで混ぜる
  2. ①に甘酒を加えて混ぜ、合わせてふるっておいた小麦粉とベーキングパウダーを数回に分けて加えてよく混ぜる。
  3. ベーキングカップに入れ、小豆を適量のせる
  4. 蒸し器で約20分、あるいは電子レンジ600Wで約3分半加熱する

これから寒くなる季節です。甘酒で体を温めながら、もちもちできめ細かい肌を手に入れましょう♪

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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