春こそ生姜で温活!

春こそ生姜で温活!

春から夏にかけて気温が高くなり、軽い服装で出掛けてしまうこともありますが、実はこの季節、一日の気温差は冬よりも大きいのです。
見過ごしがちなのが、「足元の冷え」。上半身はポカポカと暖かな陽気で温められているので足元が冷えていることに気付きにくくなります。

冷えは女性の不調に密接に関わっています。そこで今回は、冷え対策に効果抜群な食材、「生姜」をご紹介します!

生姜

女性に冷え性が多いのはなぜ?

男性よりも熱を作り出す筋肉が少ない

体の熱は筋肉によってもたらされます。
筋肉を動かすことで熱が作られ、体が温まるのです。
ところが、女性は男性よりも筋肉が少なく、筋肉がつきにくい構造をしているため、冷えやすいと言えます。

月経がある

月経時は一時的な貧血状態となり、血流量が減ることで、血液によって運ばれる酸素が減り、熱が作られにくくなります。
また、卵巣や子宮という女性特有の臓器は、特に血液が滞りやすいと言われています。
そのため、体全体に熱が運ばれにくく、冷えやすくなります。

冷え性ってなに?

冷え性は病気ではなく、血液の循環が悪いために起こる諸症状です。

  • 疲れやすくなる
  • 便秘になる
  • 肩こり、頭痛になる
  • 肌荒れ、くすみが増える
  • 脂肪がつきやすくなる
  • カゼをひきやすくなる
  • 熟睡できなくなる

症状が悪化すると、手足だけでなく内臓やお腹が冷え、貧血、糖尿病、腎炎、心臓病、卵巣機能障害、栄養失調、心不全などの病気が起こりやすくなります。
また、これまでの内因性の冷えだけでなく、夏の冷房病など外的な環境の影響で起こる「冷え」もあります。
屋外と室内の温度差が大きいことがストレスになって、自律神経の働きが乱れることもあります。

冷え性

生姜で「脱・冷え性」!

冷え性を解消するには、血液の巡りをよくすることが不可欠です。そこで活躍する食材が生姜!食べるとすぐに体がポカポカしてきます。

これは、生姜に含まれる辛味成分が過熱することで、「ショウガオール」に変化し、滞りがちな血液の流れをよくしてくれます。
体温が上がると免疫力が5~6倍にもアップすると言われています。

温活レシピ♪

レシピ① 生姜湯♪

生姜湯
作り方
  1. 生姜をよく洗い、皮付きのままスライスする。
  2. コップに1の生姜を5~6枚入れ、沸騰したお湯を1カップほど注ぐ。
  3. そのまま10分ほど蒸らす。

レシピ② 生姜糖♪

生姜糖
作り方
  1. 生姜をよく洗い、皮付きのままスライスする。
  2. 1を鍋に入れ、1と同量の砂糖(種類はお好みで)とシナモン、ローリエを加え、一晩置く。
  3. 生姜が浸るくらいの水を加え、煮る。アクを引き、シロップが好みの濃度になったら火を止める。
  4. 鍋から生姜を取り出し、ザルに広げて干す。仕上げにグラニュー糖を塗す。
  5. シロップはレシピ①などの生姜湯に加えてもよし、紅茶に入れてもよし♪

※胃腸の弱い方は、1日10~20g程度にし、食べ過ぎに注意にしましょう♪

生姜生活で、体も心もポッカポカ♪冷え知らずな体になりましょう!

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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