一般的に36度未満の体温のことを「低体温」と呼んでいます。
日本人の平均体温は36.89度といわれていますが、最近は、平熱が35度代という方も増えているようです。
私達の体は36.5~37度が最も健康的で理想的といわれていて、体温が1℃下がると、代謝は約12%、免疫力は約30%近く低下し、体調を崩しやすくなるといわています。
体の温度のことを意味していて、「核心温度」と「外殻温度」に分けられます。また、体の中心に近づくほど高くて、安定しています。
視床下部にある体温調節中枢により、大切な臓器の働きを保つために安定していて、外気温に影響されにくい。
末梢や体表面の温度は、季節や環境の影響を受けやすく、安定していません。
※平熱は、年齢による差、個人差、日内変動があるので、自分の日常の平熱を把握することが大事です。平熱を把握することで、体の健康や病気のサインに気づくことができます。
手足が冷えやすい、常に指先が冷たいといった冷え性の症状や、血行不良によるむくみや腰痛、月経痛や月経不順などを招きやすくなります。
また、免疫力低下により、風邪をひきやすくなったり、新陳代謝低下による肌のくすみなどもみられます。
ほとんどは生活習慣にあると考えられます。具体的な原因をみてみましょう。
日々の生活習慣で予防法はいくつかあります。
冷えを解消し、からだを温める活動=「温活」を、実践できるところから始めてみましょう。
炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質をエネルギーや熱に変化させるには、ミネラルやビタミンが必要です。
栄養素 | 作用 | 多く含む食べ物 |
---|---|---|
亜鉛 | 新陳代謝を促進する | 牡蠣、うなぎ蒲焼き、いわし煮干し |
鉄 | 体温を維持する | 豚・鶏レバー、ひじき、納豆、ほうれん草 |
マグネシウム | 酵素の活性化に作用し、生成を促す | わかめ、なまこ、しらす干し |
ビタミンB1 | 糖質を燃焼する | 豚肉、うなぎ、きなこ、たらこ |
ビタミンB2 | エネルギー生産を助ける | レバー、魚介類、納豆、ほうれん草、卵 |
ねぎには、アリシンという特有の辛味成分があり、血行を促進し、体を温めてくれる作用があります。今回はねぎを使って体を温めるスープを作ってみましょう。
ねぎは一年中流通していますが、旬は11月~2月です。
関東と関西では主流が異なり、関東では千住ねぎなどの白ねぎ(根深ねぎ)、関西では九条ねぎなどの葉ねぎを使用します。
ねぎの白い部分にはビタミンC、カリウム、緑の葉の部分にはカロテン、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。
新鮮なものを選ぶポイントは、白い部分と緑の部分がはっきりしているもの、白ねぎは白い部分が硬くしまっているもの、葉ねぎは先の方まで緑色が鮮やかなものを選ぶようにするといいでしょう。
材料(2人分) | 分量 |
---|---|
ねぎ | 1本 |
生姜 | 1片 |
だし汁 | 500cc |
塩 | 少々 |
こしょう | 少々 |
(A) 米粉 | 大さじ2 |
(A) 水 | 大さじ2 |
1人あたり68kcal