生理不順とは、周期や量の異常です。
正常時の月経周期の範囲は25日~38日ですが、月経周期が24日以内、39日以上になる状態だと生理不順といえます。
月経周期とは、生理初日から次の月経が開始するまでの日数ですが、体調不良やストレスにより左右されるので、6日以内の変動は正常範囲とされています。
基礎体温とは、安静状態で計測した体温のことをいい、「婦人体温計」を使うことで小数第二位まで計ることができます。
正常な基礎体温は低温期→高温期→低温期のサイクルで変化します。
また、理想的な基礎体温のグラフのパターンは、低温期と高温期の二層がはっきりと存在していることや、低温期から高温期への移行が2日以内、低温期と高温期の差が約0.3~0.5℃、低温期と高温期の日数期間がそれぞれ約14日で1サイクル28日、といったことが挙げられます。
これはあくまでも理想的なパターンで、ストレスなどで基礎体温は敏感に反応するので、ある程度理想型に近づけば健康的な状態といえます。
基礎体温表をつけることで月経周期を知ることができ、婦人科系の病気のサインに気が付くこともできます。
また、基礎体温表をつけていると診察する際に役立つので、生理不順かなと思ったら付けてみるとよいでしょう。
※正常な月経期間は、通常3~7日程度といわれています
月経は、ストレスにより自律神経が乱れ、ホルモンの分泌に影響がでるために周期が乱れます。
女性ホルモンの乱れが起きる原因には以下のものが挙げられます。
栄養の偏りが起きないように、1日3食バランスのよい食事を心がけることが大切です。
また、大豆に含まれる「イソフラボン」は女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするため、積極的に大豆製品を取ることがオススメです。
栄養素 | 作用 | 多く含む食べ物 |
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鉄 | ホルモン分泌を調整する | 豚・鶏レバー、ひじき、納豆、ほうれん草 |
銅 | 血液循環を促進する | レバー、牡蠣、桜えび |
亜鉛 | 女性ホルモンを活発化させる | 牡蠣、うなぎ蒲焼き、いわし煮干し |
ビタミンB6 | 女性ホルモンの分泌を整える | レバー、魚介類、鶏のささ身、バナナ |
ビタミンE | 女性ホルモンの生成を助け、血液循環を促進する | アーモンド、すじこ、かぼちゃ、赤ピーマン |
カルシウム | 生理痛に伴うイライラを抑制する | 乳製品、えんどう、ごま、さくらえび、小松菜 |
緑のピーマンより、熟した赤ピーマンの方がビタミンEやビタミンC、カロテンが豊富に含まれていて、甘みも強いです。
また、アーモンドには、生理不順の人が摂取したいビタミンEが豊富に含まれています。イソフラボンが豊富に含まれる豆乳と一緒に赤ピーマンとアーモンドを使ってジュースを作ってみましょう♪
ピーマンの旬は、6~8月です。
ピーマンはとうがらしの仲間で、熟すと緑から赤や黄色になります。
ピーマンには血管を保護し、全身の血行を良くするビタミンEが豊富に含まれていて、排卵促進や黄体ホルモンの分泌量増加、生理痛緩和などの作用があるといわれています。
また、ビタミンCも豊富に含まれていて、風邪の予防や疲労回復、メラニン色素を分解する働きがあります。ビタミンCは熱により壊れやすいですが、ピーマンは肉厚なため、加熱しても失われにくいという特徴があります。
さらに、ビタミンEとビタミンCは一緒に摂取することで、抗酸化作用が高まります。
ピーマンを選ぶ際には、色が濃くツヤがありハリがあるものを選ぶようにしましょう。
材料(2人分) | 分量 |
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赤ピーマン | 1/2本 |
バナナ | 1本 |
豆乳 | 300cc |
アーモンド | 30g |
レモン汁 | 少々 |
エネルギー(1人分):327kcal