サルコペニアとは、ギリシャ語の「サルコ(筋肉)」と「ペニア(減少)」を合わせた言葉で、筋肉量が減少し筋力や身体機能が低下している状態のことをいいます。
サルコペニアは、年齢が上がるほど増える傾向にありますが、日常生活の中で体を動かす習慣が少ない場合は年齢に関係なくサルコペニア予備軍になる可能性があります。
以下の動きが一つでもできなければ、サルコペニアの可能性があります。自己チェックをしてみましょう。
特に、高齢者においては転倒や骨折のリスクが高くなり、その結果要介護や寝たきりにつながる可能性があります。
サルコペニアの原因は、下記が挙げられます。
など
指輪っかテストは、筋肉の衰えが現れやすいふくらはぎで筋肉量を見る方法です。
ふくらはぎの筋肉を両指で囲んでみて、ふくらはぎと輪の間に隙間ができる場合はサルコペニアの可能性が高くなります。
サルコペニアを予防するためには、筋肉を増やすことです。
筋力トレーニングでは、特に下半身の筋肉を鍛えることが大切です。
自分の体力に合わせて回数を調整しながら行ってみましょう。
※膝や腰に痛みを感じた場合は、中止して医師に相談しましょう。
※転倒に気を付けるようにしましょう
有酸素運動は、心肺機能向上や脂肪燃焼などのほかに、筋持久力を高める作用があります。
1日30分を目安に、ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動を行うようにしましょう。
筋肉を増やすためには、バランスの良い食事はもちろんのこと、良質のタンパク質を積極的に取ることが大切です。
特に、ロイシン、イソロイシン、バリンの分岐鎖アミノ酸(BCAA)は筋肉の合成に重要な役割を持っています。
筋肉のタンパク質合成を促すためにも、運動後30分以内に分岐鎖アミノ酸などのタンパク質を摂取するようにしましょう。
また、筋肉量増加や骨形成作用があるカルシウムやマグネシウム、ビタミンDなども一緒に摂取するようにしましょう。
分岐鎖アミノ酸などのタンパク質は、ビタミンB6と一緒に摂取すると筋肉を作り出しやすくなります。
そのため、今回はビタミンB6を豊富に含んだ卵と鶏むね肉を使って、親子丼を作ってみましょう♪
サルコペニア予防におすすめの食材は、鶏むね肉です。
鶏むね肉は、低脂肪・高タンパク質で、筋肉の合成に必要な分岐鎖アミノ酸を多く含んでいます。また、イミダゾールジペプチドが多く含まれるため、持久力や運動能力の向上、疲労回復、抗酸化作用などの働きがあります。
鶏むね肉を選ぶときは、肉の表面がみずみずしく、綺麗なピンク色のものを選ぶようにしましょう。
材料(2人分) | 分量 |
---|---|
鶏むね肉 | 150g |
玉ねぎ | 1/2個 |
三つ葉 | 3本 |
卵 | 2個 |
ご飯 | 480g |
(A) だし汁 | 3/5カップ |
(A) 砂糖 | 大さじ1 |
(A) みりん | 大さじ1 |
(A) 醤油 | 大さじ2 |
エネルギー(1人分):586kcal
ささみ・チーズ・小松菜を使った簡単レシピです!今回は付け合わせに小松菜を使っていますが、きのこ類や季節の野菜を使ってみると色どりも楽しめるのでおすすめです。ぜひ試してみてください♪
今回は、ささみ・チーズ・小松菜を使ったレシピです。ささみとチーズは、筋肉生成に効果のあるタンパク質が豊富に含まれている食材です。
また、ささみにはビタミン6も含まれているためタンパク質の働きを助ける役割もあります。
付け合わせの小松菜は、カルシウムを豊富に含むため骨の強化にも役立ちます。
材料(2人分) | 分量 |
---|---|
ささみ | 120g |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
小麦粉 | 6g |
片栗粉 | 6g |
卵 | 1個 |
パルメザンチーズ | 20g |
小松菜 | 100g |
エネルギー(1人分):約200kcal