スマホ老眼とは、スマートフォンの使い過ぎにより20、30代の人でも老眼のような症状が出ることです。
近年では、スマートフォンの普及に伴い、新しい国民病として問題視されていますが、パソコンの使用でも同様に症状が起こります。
ただ、パソコンはスマートフォンほど近い距離で画面を見ないので、比較的症状が出にくいといわれております。
代表的な症状は下記のものが挙げられます。
など
スマホ老眼の原因は、スマートフォンの使い過ぎです。
スマートフォンの画面を長時間見て目を駆使することによって、毛様体筋が疲労しピントの調整力が低下してしまいます。また、スマートフォンの画面からは強い光を発しています。
この光が目に入る光の量を調節する虹彩筋という筋肉にも負担を与えています。
私たちがものを見るとき、水晶体の厚みを調整し、ピントを合わせています。この調整にかかわっているのが「毛様体筋」です。
遠くを見るときは、毛様筋体が緩まり、水晶体を薄くしてピントを合わせます。
一方、近くを見るときは、毛様筋体が収縮して水晶体を膨らませてピントを合わせます。
長時間近くのもの見ていると、毛様筋体が緊張した状態が続きます。
毛様筋体が凝り固まって疲労してしまうと、水晶体の厚みをうまく動かせなくなり、ピントをうまく合わせられなくなってしまいます。
スマホ老眼を予防するためには、スマートフォンの長時間の使用を避けることが大切です。
画面を見ることで目に負担を与え、毛様体筋や虹彩筋が疲れてしまいます。
そのほかにも、下記のことに気を付けるようにしましょう。
バランスの取れた食事はもちろんのこと、下記の栄養素を積極的に取るようにしましょう。
栄養素 | 作用 | 多く含む食べ物 |
---|---|---|
ルテイン | 抗酸化、ブルーライトの吸収 | ほうれん草、ブロッコリー、かぼちゃ |
アントシアニン | 抗酸化、眼疲労の抑制 | ブルーベリー、なす、紫キャベツ |
ビタミンA | 目の粘膜の保護 | レバー、あんこうきも、うなぎ、春菊 |
ビタミンE | 抗酸化、血行促進 | アーモンド、すじこ、かぼちゃ、赤ピーマン |
ルテインは、油と一緒にとることで吸収率がアップします。
今回は、ブロッコリーとなすを使ってサラダを作ってみましょう♪
スマホ老眼にオススメなのはブロッコリーで、旬は11~3月です。
ブロッコリーに含まれるルテインは、紫外線などの刺激から網膜を保護する働きがあり、眼精疲労の緩和や眼病予防につながります。
また、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンと呼ばれる物質は、体内の活性酸素を除去する働きがあります。そのため、抗ガン作用も期待されています。
ブロッコリーを選ぶときは、花蕾がしっかりと詰まって締まっているものを選ぶようにしましょう。
材料(2人分) | 分量 |
---|---|
ブロッコリー | 1/2本 |
なす | 1本 |
にんにく | ひとかけ |
水 | 大さじ3 |
オリーブオイル | 小さじ1 |
(A) オリーブオイル | 大さじ1 |
(A) 酢 | 大さじ1 |
(A) 塩 | 少々 |
(A) こしょう | 少々 |
エネルギー(1人分):103kcal