目のレンズの役割をしているのが水晶体で、網様体筋という筋肉で水晶体の厚みを変えて、自動的にピントを合わせています。
しかし、加齢によって水晶体が硬くなると、網様体筋が頑張っても厚みを変えることができなくなります。
このように、目のオートフォーカス機能が低下することによって、スムーズにピントを合わせることができなくなり、近くの物が見えにくくなります。
早い人では40歳前後から、平均で45歳くらいになると、物の見え方に何らかの変化がみられるようになります。
そして、その後も老眼は進みますが、視力が安定するのは60歳前後といわれています。
「眼精疲労だろう」と誤った判断をしたり、「無理したらなんとか見える!」と我慢して長い時間放置していると、頭痛や肩こり、吐き気などの症状が現れることもあります。早めに対処しましょう!
項目 | チェック |
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①今まで読めていた小さな文字が読みにくくなった | |
②ピントがなかなか合わない | |
③近くを見ようとすると、目が疲れる | |
④少し距離を離すとよく見える | |
⑤夕方、または薄暗いところで見えにくくなる |
※当てはまる数が多いほど老眼の可能性があります。
老眼は誰にでも起こります。老眼鏡やコンタクトレンズで矯正しましょう!
手元を見る時
手元のみピントを合わせてある。
手元と身の回りを見る時
2点にピントを合わせ、視線を変えて見る位置を変える。
1つのメガネで近くと遠くが見える
遠く、近く、中間距離にもピントを合わせてある。
見たい物の距離に合わせた方を利き目につける
視線の位置によって見え方が変わる
真ん中が遠用、外側が近用
近方か遠方のどちらも見える
真ん中が遠用、外側に行くにつれて近用
見たい物の距離に合わせた方を利き目につける
近方か遠方のどちらも見える
近方か遠方のどちらも見える
抗酸化物質で老眼予防をしましょう。
成分 | 働き | 多く含む食品 |
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ルテイン | 強い抗酸化作用によって、水晶体や網膜の中心部に位置する黄斑部を守る | ケール、ほうれん草、ブロッコリー、芽キャベツなど |
アントシアニン | ポリフェノールの一種で、抗酸化作用を持つ。目の疲れを和らげる。 | ブルーベリー、ぶどう、黒豆など |
コエンザイム | 強い抗酸化作用を示す。 | いわし、さば、うなぎ、牛肉、豚肉など |
ビタミンA | 皮膚や粘膜の健康を維持する。物を見る明るさを保つ。 | にんじん、小松菜、ほうれん草、レバー、うなぎなど |
たばこや紫外線も目にダメージを与えます。生活スタイルを見直しましょう。
芽キャベツに含まれているルテインは、強い抗酸化作用を持っていて、目の健康を守ります。
また、 にんじんは目のビタミンであるビタミンAをたっぷり含んでいるので、老眼の方におすすめの組み合わせです。
芽キャベツとにんじんを入れたクリームシチューで、体も心も温かくしましょう♪
芽キャベツに含まれるルテインは、カロテノイドという野菜や果物、海草などの食品に含まれる色素の一種です。強い抗酸化作用が目の健康を守ります。
芽キャベツは洋食の煮込み料理に使うとした茹でをしなくても芯まで柔らかくなり、味が染み込んでおいしくなります。
材料(5人分) | 分量 |
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芽キャベツ | 10個 |
鶏肉 | 250g |
にんじん | 1本 |
たまねぎ | 1・1/2個 |
じゃがいも | 2個 |
バター | 10g |
クリームシチュールウ | 1箱 |
牛乳 | 1カップ |
水 | 3カップ |
エネルギー(1人分):279kcal