「非アルコール性肝炎(NASH〔ナッシュ〕:Nonalcoholic Steatohepatitis)」とは、名前の通り、お酒の飲み過ぎが原因で発症するアルコール性肝炎や、また、ウイルス感染によるウイルス性肝炎以外のことを指します。
「非アルコール性脂肪肝:NAFL〔ナッフル〕」を放っておくと、肝細胞が脂肪で風船のように腫れて弱ってしまい、やがて細胞が壊れ炎症が起き、さらに肝臓が硬くなる繊維化という現象が起きることがあります。これが、NASHです。NAFLとNASHを合わせて「非アルコール性脂肪性肝疾患:NAFLD〔ナッフルディー〕」と呼びます。
さらに進行すると、肝硬変、肝がんになる恐れもあります。
脂肪肝やNASHでは、自覚症状はほとんどありません。肝臓は、病気がかなり進行するまで自覚症状がでないことが多いため「沈黙の臓器」と呼ばれています。
NASHが肝硬変にまで進行すると、黄疸や足のむくみ、腹水などの症状が表れることがあります。
脂肪肝になった肝臓を顕微鏡で覗いてみると、肝細胞の中に白い油の粒がパンパンに溜まっているのが確認できるようになります。
食べ過ぎによる肥満、糖尿病、脂質異常症、また、運動不足やストレスなどが原因で発症する脂肪肝から、NASHへと進行していきます。
「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓の病気は、自覚症状がでないことが多いため、腹部超音波検査(腹部エコー検査)での早期発見が有効とされています。
運動習慣を取り入れ、内臓脂肪の減少に努めましょう。
自立神経の乱れや、ホルモンバランスなどを整えるために睡眠は不可欠です。
休息をとりストレスに負けない体をつくりましょう。
適正なエネルギー且つ、栄養バランスのとれた食事をとるように心掛けましょう。
夕食の時間が遅くなるときには、夕方におにぎりなど主食を食べておき、帰宅後はおかずや汁物だけにするなど「分食」がオススメです。また、食物繊維を多く含んだ食品をとることで、糖や脂肪の吸収を緩やかにすることができます。
外食の際は、単品料理ではなく、野菜が十分にとれる定食を選ぶとよいでしょう。
栄養素 | 作用 | 多く含む食べ物 |
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食物繊維 | 便秘改善、糖や脂肪の吸収を抑える | 玄米、ごぼう、こんにゃく、きのこ など |
良質タンパク質 | 肝細胞の再生を促す | 魚、大豆、脂肪の少ない肉、卵 など |
ビタミンE | 抗酸化作用、抗ストレス作用 | うなぎ、アーモンド、アボカド、かぼちゃ など |
ビタミンC | 抗酸化作用、抗ストレス作用 | パプリカ、ブロッコリー、キウイ、イチゴ など |
ビタミンA | 抗酸化作用、皮膚の保護 | レバー、魚介類、にんじん、かぼちゃ |
今回は、カプレーゼで使用するモッツァレラチーズを、豆腐にアレンジしたヘルシーレシピです!
良質なタンパク質やビタミンを摂取することができます!ぜひ作ってみて下さい♪
今回は、豆腐を使ったレシピです。豆腐は良質なタンパク質を含み、且つ、低エネルギーの優秀食材です。
また、豆腐の原料となる大豆には、イソフラボンが含まれ、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをもちます。女性の美や健康においても、とってもオススメな食材です。
材料(2人分) | 分量 |
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絹豆腐 | 2/1丁 |
トマト | 2個 |
オリーブオイル | 適量 |
塩 | 少々 |
ブラックペッパー | 少々 |
バジルorシソ | お好みで |
1人あたり約110kcal