巻き爪におすすめのレシピ

巻き爪におすすめのレシピ

巻き爪ってどういうもの?

巻き爪は、深爪や外傷が原因で足の指にある爪の両端の先端部が、強く内側に湾曲した状態を言います。

健康管理士からのワンポイント
『爪は健康のバロメーター』

爪は血液の健康状態に影響されやすいので、爪を見れば健康状態がわかると言われています。
健康な爪は、薄いピンク色をしており表面も滑らかです。
しかし、爪が割れやすい、欠けるなどのトラブルは、栄養不足、血液循環の悪化で、爪に水分が貯めにくくなり、乾燥した結果起こりやすくなっています。

その他にも、爪の表面に縦線が入っていると、ストレスが溜まっている、縦線が入っていると睡眠不足など、爪の状態が自分の健康状態を示すこともあるので、日頃から爪の状態を気にかけるとよいでしょう。

どんな症状があるの?

症状は大きく3つに分けることができます。

1.初期:炎症期

足の親指先端の痛み

ほとんどの巻き爪は爪に負担のかかりやすい足の親指にできることが多く、指先の先端の皮膚が赤くなり、腫れて痛みがみられます。

2.中期:化膿期

化膿

炎症が進むと、爪が両端の皮膚に陥入し、痛みや腫れもひどくなります。
また爪の陥入により傷ついた皮膚部分から菌が入ると化膿しだします。
手の指で押すと黄色の膿が出てきて、かなりの激痛を伴うことが多いです。

後期:肉芽期

さらに悪化していくと、炎症はますますひどくなり、肉芽という出血しやすい赤い腫れ肉の塊が形成されます。
この状態まで進行すると治療も困難なものになり、時間もかかります。

巻き爪の原因は?

巻き爪の主な原因をみてみましょう。

深爪

一番の原因は深爪と言われています。
深爪をすると、肉や皮膚の部分が盛り上がってきます。
その盛り上がった肉、皮膚の部分が爪の先端と接触して爪の成長が妨げられますが、爪は伸びようとするので行き場がなくなった爪は変形して巻き爪を起こしてしまいます。
また、その痛みを和らげようと深爪をすると、さらに症状が悪化し、悪循環を繰り返してしまいます。

間違ったサイズの靴

サイズの小さな靴、足の先端が細くなった靴を履くことで、爪や指が圧迫され巻き爪の原因になります。
小さな靴を履き続けると、皮膚の傷が深くなり、巻き爪が発生したり、症状が悪化したりします。
また、反対に大きすぎる靴を選んでしまうと、靴の中で足が必要以上に動いてしまうため、指が靴に当たって巻き爪を引き起こす原因になってしまいます。

ハイヒール

ヒールの高い靴や先端のとがった靴は、指先に体重が集中してしまい、爪を圧迫してしまうので、巻き爪の原因になってしまいます。

爪の変形を伴う外傷

足指の爪をぶつけたり、重たい物をおとす等、指や爪に負担をかけすぎると、爪の側面や周辺の肉の部分に炎症を起こすことがある為、巻き爪になることがあります。

どうしたら予防・対策ができるの?

爪の切り方が重要といわれています。理想的な爪の切り方をみてみましょう。

上記は足の爪のイラストですが、爪の先端の白い部分が1mm程度残るくらいに、角は切らずに横にまっすぐに切ります。爪先と皮膚が当たらないようにして切ることが大切です。また、仕上げの際はヤスリを爪に垂直に当てて一方行に向かって少しずつ削っていくようにするとよいです。

足に負担のかからない靴、自分の足に合った靴を選びましょう。

足の爪先が窮屈になっていない靴がポイントで靴の中でしっかり動くかを確認することが大事です。
ハイヒールはファッションの一部ですから、時間とシチュエーションを限定して履く時間を短くことがよいでしょう。

どうしたら健やかに乗り切れるの?

食事

良質なタンパク質とミネラル、ビタミンを摂取しましょう。

積極的に取りたい栄養素
種類 栄養素 主な食材
ミネラル カルシウム 乳製品、えんどう、ごま、さくらえび、小松菜
豚・鶏レバー、ひじき、納豆、ほうれん草
亜鉛 牡蠣、うなぎ蒲焼き、いわし煮干し
ビタミン ビタミンC アセロラ、赤ピーマン、めキャベツ、レモン
ビタミンB2 魚、豚・牛レバー、鶏卵、チーズ、牛乳
ビタミンB6 キウイフルーツ、いちご、じゃがいも

おすすめ健康レシピ

にら餃子

にら餃子

にらに多く含まれるビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあると言われています。
また、にら独特の香り成分の硫化アリルは血栓を予防し、ビタミンB1の吸収を高めてくれる働きがあります。
ビタミンB1を多く含む食材と一緒に食べることが効果的です。
豚肉を使ってにら餃子をつくってみましょう。

管理栄養士・健康管理士からアドバイス

にらは通年出回っていて旬がないように感じますが、3~5月が旬です。特に春先の葉は柔らかく、香りもとても強く美味しいです。
にらの香りは、硫化アリルという成分によるもので、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあり、さらに新陳代謝の活発、血液の循環をよくさせる働きがあります。
その他にもビタミンA、B1、B2、C、カルシウムなども豊富に含んでいます。

材料(30個分(5人分)) 分量
餃子の皮 30枚
豚ひき肉 200g
キャベツ 中3枚
にら 1/2束
小さじ1
にんにく 1片
ごま油 適量
(A) 醤油 大さじ1
(A) 料理酒 大さじ2
(A) ごま油 大さじ1
(A) 砂糖 小さじ1
(A) こしょう 少々
(B) 水 50ml
(B) 片栗粉 小さじ1

エネルギー(1人分):245kcal

作り方

  1. キャベツ、にら、にんにくを細かく切り、塩を小さじ1程度ふり、混ぜて10分ほどおく。
  2. 豚ひき肉に(A)の材料を全て入れて軽く混ぜる。
  3. 1.を軽く水にさらし、ざるにあげ水を切る。
  4. 2.に1.を入れねっとりするまで混ぜたら15分程置く。
  5. 餃子の皮に4.を包み込んでいく。
  6. フライパンにごま油を入れ中火で温める。餃子を中心から並べ、焼き目が付いたら合わせた(B)を入れ、蓋をして弱~中火で5分間蒸し焼きにする。
  7. 蓋を取って水分を飛ばし、皮がパリッとするまで焼く。
  8. お皿にのせて出来上がり♪

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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