ロコモティブシンドロームとは、骨、関節、筋肉などの運動器の障害により、日常生活の自立度が低下して、要介護になる危険度が高い状態になることです。「ロコモ」と呼ばれたり、「運動器症候群」とも言われます。
日常生活の中で次の7項目に当てはまるかチェックしてみましょう!
※無理して転んだりしないように十分に注意して行いましょう。
□ 片脚立ちで靴下がはけない
□ 家の中でつまずいたり、滑ったりする
□ 階段を上るのに手すりが必要である
□ 横断歩道を青信号のうちに渡りきれない
□ 15分くらい続けて歩けない
□ 買い物で2kg程度の持ち帰りが困難である(1ℓの牛乳2本程度)
□ 家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)
※どれかひとつでも当てはまれば、ロコモの心配があります。
ロコモティブシンドロームの主な症状は、変形性膝関節症、変形性脊椎症、骨粗しょう症の3種類に大別することができます。
代表的な関節疾患が変形性膝関節症で、症状はさまざまですが、これらのものが挙げられます。
体のバランスは、人体における様々な機能が密接に関連して維持されるものですが、各々の機能は加齢によって衰えていくことから、バランス能力は40歳を過ぎると急速に低下するといわれています。
筋肉量、そして筋力は加齢とともに減少します。特に下半身の筋力低下の進行は速く、40代から衰えが目立つようになります。
※バランス能力の低下と筋力の低下は、「転倒」の危険性を高めます。
加齢に伴う、様々な運動器疾患には変形性関節症、骨粗しょう症、脊柱管狭窄症などがあります。
自分のペースでロコモーショントレーニング、通称「ロコトレ」を無理せず続け、予防しましょう。
バランス能力と脚を鍛えるトレーニングです。
下肢筋力を鍛えるトレーニングです。
ラジオ体操やウォーキング、関節の曲げ伸ばし、ストレッチなどの運動も積極的に行いましょう。
運動器を丈夫に保つには、栄養のバランスがとても重要ですので、炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの「5大栄養素」をしっかり補給し、下記の栄養素を意識して摂取しましょう。
栄養素 | 作用 | 多く含む食べ物 |
---|---|---|
タンパク質 | 筋肉のもとになる | 赤身の肉、紅鮭、牛スジ |
カルシウム | 骨の主成分になる | 乳製品、えんどう、ごま、さくらえび、小松菜 |
ビタミンD | カルシウムの吸収を高める | いわし、紅鮭、きくらげ |
ビタミンK | 骨の質を高める | 小松菜、納豆、ニラ、ほうれん草 |
選び方:
子持ちししゃもは、卵が入っているのでお腹がふっくらしたもの、身に張りがあり、青味がかった銀色の体に透明感があるものを選ぶようにしましょう。
全体的にふっくらした、厚みのあるものは脂がのっています。
また、メスの場合はお腹に卵がたくさん入っているものがいいです。
基本的には、目が澄んでいて引き締まっているものは新鮮です。
全体にツヤがあり、光っているものを選びましょう。
ししゃもの旬は、10月~12月です。
アイヌ伝説の中で、飢餓で苦しんでいた際、神様に祈りを捧げたところ、柳の葉が落ちて魚になり、アイヌ語で、柳の葉を「スス(柳)ハム(葉)」と呼ぶことから、シシャモ(柳葉魚)に転じたとされています。
ししゃもは丸ごと食べられるので、カルシウムを摂取するにはうってつけの魚で、丸ごと食べれば、7~8匹で1日に必要なカルシウムが取れる計算になります。
また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが含まれているため、骨そ鬆症、老化防止などの効果が期待できます。
材料(2人分) | 分量 |
---|---|
ししゃも | 10尾 |
片栗粉 | 大さじ1 |
玉ねぎ | 1/2個 |
人参 | 1/2本 |
大葉 | 4枚 |
塩・こしょう | 各少々 |
(A) 酢 | 50ml |
(A) 濃口醤油 | 小さじ1/2 |
(A) 砂糖 | 大さじ1/2 |
(A) 塩 | 小さじ1/2 |
(A) 水 | 50ml |
オリーブオイル | 大さじ1/2 |
エネルギー(1人分):277kcal