毛穴の開きとは、毛穴がパックリと開いている毛穴トラブルのことです。
通常、毛穴は必要な時に皮脂を出すために開き、必要のないときには閉じていることが理想とされます。
肌の悩みは、年齢を重ねるごとにつきませんが、中でも顔の毛穴の悩みは上位にランクインしています。
毛穴とはその名のとおり、毛が生えるための穴で、毛包(もうほう)と呼ばれます。
毛穴の大きさは約0.1~0.2mmほどです。毛穴の数は生まれつきのもので、性別や年齢による変動はありません。
顔には約20万個の毛穴があるといわれています。
毛穴の立毛筋が収縮することで、体毛を立て毛穴を閉じて体温が逃げるのを防ぎます。また、毛穴を収縮させることで血管を収縮させ、体温を下げないように調整しています。
体温が上がったときには、汗を出すことで体温を下げています。
毛穴から分泌される皮脂と汗が合わさることで、皮脂膜を形成します。皮脂膜は肌内部の水分が逃げないようにし、ほこりや乾燥などの刺激から肌を保護しています。
毛穴からは皮脂や汗、体の中の老廃物が排出されています。
「毛穴の開き」とは、毛穴が開いたままの状態です。毛穴の形は丸く、皮脂の多いTゾーン周辺に多く見られます。
毛穴の開きを放置すると、皮脂が酸化して黒ずみが起きやすくなります。
また、毛穴が開くと皮脂や汚れがたまりやすくなり、詰まった毛穴に菌が増殖してニキビや肌トラブルを起こすこともあります。
毛穴の開きの原因には、下記のものが挙げられます。
など
毛穴の開きを防ぐためには、まずは毛穴の汚れを取ることが大切です。
洗顔はたっぷりの泡で肌をこすらずに洗う、すすぎはぬるま湯を使って丁寧に行うことが大切です。
そのほかにも、下記のように生活習慣を整えましょう。
食事に気を付けて皮脂の分泌量をコントロールすることも大切です。
肌のターンオーバーが正常に行われるように、バランスの良い食事を心がけるとよいです。
また、脂っこいもの、甘いもの、刺激物、アルコールはできるだけ控え、下記の栄養素を積極的に取るようにしましょう
栄養素 | 作用 | 多く含む食べ物 |
---|---|---|
タンパク質 | 皮膚の構成成分 | 赤みの肉、紅鮭、牛スジ |
ビタミンA | 新陳代謝促進 | レバー、あんこうきも、うなぎ、春菊 |
ビタミンB2 | 新陳代謝促進 | レバー、魚介類、納豆、ほうれん草、卵 |
ビタミンB6 | 肌荒れ緩和 | レバー、魚介類、鶏のささ身、バナナ |
ビタミンC | 皮脂分泌抑制、抗酸化作用 | ブロッコリー、ほうれん草、じゃがいも |
ビタミンE | 抗酸化作用 | アーモンド、すじこ、かぼちゃ、赤パプリカ |
パプリカは、加熱してもビタミンCが壊れないようにするビタミンPが備わっています。
また、油と一緒に調理するとβ-カロテンの吸収効率がアップします。
今回は赤パプリカを使ってグリルサラダを作ってみましょう♪
毛穴の開きにオススメなのは赤パプリカで、旬は6~8月です。
パプリカはピーマンのように苦みがなく甘いため、辛いものや苦いものが苦手な人でも食べやすい食材です。
赤パプリカの赤い色素はカロテノイドの一種であるカプサンチンによるもので、高い抗酸化作用があり、動脈硬化などの生活習慣病予防や老化予防の働きがあります。
また、赤パプリカはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを多く含み、この3種のビタミンはビタミンACE(エース)と呼ばれます。
これらを同時に摂取することで、相乗効果が得られ、優れた抗酸化力を発揮します。
材料(3人分) | 分量 |
---|---|
牛肉 | 150g |
なす | 1本 |
赤パプリカ | 1/2個 |
かぼちゃ | 1/8個 |
ズッキーニ | 1/2本 |
塩 | 適量 |
こしょう | 適量 |
オリーブオイル | 適量 |
刻みパセリ | お好みで |
(A) 醤油 | 小さじ1.5 |
(A) レモン汁 | 小さじ1.5 |
(A) こしょう | 少々 |
(A) オリーブオイル | 大さじ1.5 |
エネルギー(1人分):267kcal