加湿器病とは、加湿器から放出されるカビや細菌などの雑菌を吸い込むことで起こる、アレルギー性の肺疾患です。
加湿器病は通称で、専門的な病名は過敏性肺臓炎です。本来、加湿器は部屋の湿度を適度に保つことで乾燥を防ぎ、風邪などを予防します。しかし、現在、加湿器の普及に伴って加湿器病にかかる人も増えています。
加湿器病の主な症状は、風邪と似た咳、たん、発熱、悪寒、息切れ、全身倦怠感などが挙げられます。また、急性の肺障害を起こすと、呼吸困難などの重篤な症状を招くこともあります。
加湿器病の原因は、加湿器から放出される雑菌です。特に多いのがレジオネラ菌です。
加湿器の清掃が疎かになると、菌が加湿器の水の中やタンク内で増殖します。
その雑菌が蒸気とともに細かい霧状になって空気中に拡散し、それを長時間吸い込むことで発症します。
加湿器病を予防するためには、定期的な加湿器の清掃が重要です。
加湿器の給水タンクは毎日綺麗に洗う、給水タンクに専用の除菌剤を加えるなど、加湿器内部での雑菌繁殖を抑えるようにすることが大切です。
そのほかにも、下記のことに気を付けるようにしましょう。
加湿器には、4種類の加湿方式があります。
それぞれの特徴を考慮して加湿器を選ぶようにしましょう。
また、本体の清掃がしやすい加湿器を選ぶことも大切です。
加湿器の種類は大きく分けて、気化式、スチーム式、ハイブリット式、超音波式の4つに分類されます。
それぞれの加湿方式の特徴についてみてみましょう。
水を含んだフィルターに風をあてて加湿する方式
〇 やけどの心配が低い
× フィルターに雑菌が繁殖する心配がある
水をヒーターで沸騰させ、その水蒸気によって加湿する方式
〇 水を沸騰させるため、殺菌効果がある
× 吹き出し口の高温や蒸気によるやけどに注意が必要
水を含んだフィルターに風または温風をあてて加湿する方式
〇 加熱をするので、雑菌の繁殖が抑えられやすい
× 高価なものが多い
水に超音波の振動を与え、霧状の微粒子にして空気中に噴霧して加湿する方式
〇 アロマオイルを使うことができる
× 加熱をしないので、雑菌が発生する心配がある
加湿器病はアレルギー反応です。予防のためには、免疫力を高め、バランスを整える食事が大切です。
大根飴とは、切った大根をはちみつに漬けたものです。
元々は、江戸時代から伝わる民間療法で、風邪薬の代わりとして用いられてきました。
大根飴の活用方法は、大根飴のシロップをそのまま舐めたり、お湯や水、ソーダで割って飲んだりと様々です。
今回は、殺菌作用や消炎作用のある大根とはちみつを使って大根飴を作ってみましょう♪
加湿器病の予防にオススメな食材は大根で、旬は11月~2月です。
大根に含まれるビタミンCは粘膜を正常に保つ働きがあります。
そのため、外部からのウイルスや細菌の侵入を防ぎ、免疫力や抵抗力を向上させます。
また、大根の辛み成分であるアリルイソチオシアネートは、白血球を活性化して殺菌効果を高めてくれます。
さらに、喉など気管の炎症を抑える作用もあるため、咳や喉の痛みの緩和につながります。
材料(1人分) | 分量 |
---|---|
大根 | 250g |
はちみつ | 150cc |
エネルギー(1人分):25kcal