アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹を主な病変とし、良くなったり悪くなったりを繰り返す皮膚疾患のことです。
アトピー性皮膚炎は、子どものころに発症しても成人するまでに治る人が多いですが、近年では成人になってから発症、再発する方が増えてきています。
アトピー性皮膚炎の症状は、個人差がありますが、前額、眼囲、口囲、口唇、耳介周囲、頚部、四肢関節部、体幹などに多くみられます。
また、主な症状はかゆみと湿疹で、左右対称に発症することが多いです。
湿疹の特徴は、赤みがある、じゅくじゅくとした皮膚の隆起がある、皮膚がむけて粉を吹いているなどがあります。
また、症状が慢性化すると、皮膚が厚く硬くなる、硬いしこりができてきます。
皮膚にはかゆみを感じる知覚神経があります。真皮にあるマスト細胞が、何らかの原因でヒスタミンを放出すると知覚神経が刺激されます。すると、その刺激が“かゆみ”として脳に伝えられます。
また、かゆいからといって掻くと、知覚神経が刺激されます。その結果、さらにヒスタミンを放出してしまい、かゆみが増長されてしまいます。
アトピー性皮膚炎の原因は、大きく分けて2つあります。
など
アトピー性皮膚炎の悪化要因がわかっている場合は、できるだけ接触を避ける工夫が必要です。
また、皮膚の状態が良くなっても再燃してしまうことが多いので、予防を意識した生活習慣を身に付けることが大切です。
基本は清潔と保湿です。
自分にとってアレルゲンであれば避ける必要がありますが、食べもので免疫力を高めることも大切です。
和食中心の食生活を心掛け、ビタミンやミネラルを積極的に取るようにしましょう
また、そのほかにも下記の点を心掛けることが大切です。
アトピー性皮膚炎の症状発症には、免疫機能の乱れが関係しているといわれています。免疫細胞の約7割は腸にあるため、腸内環境の改善が免疫力アップにつながります。
食事で腸内環境を善玉菌優勢にし、腸内環境を整えるようにしましょう。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内環境の改善に働きます。
そして、れんこんは、食物繊維が豊富に含まれているので、腸のぜん動運動を高め便通を促進してくれます。
この2つの食材が組み合わさることで相乗効果が得られ、整腸作用が高まります。
今回は、れんこんとヨーグルトを使って、れんこんヨーグルトを作ってみましょう♪
アトピー性皮膚炎にオススメな食材はれんこんで、旬は11~3月です。
れんこんには、食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、腸内環境を整え、免疫力を高めてくれます。
また、れんこんに含まれるタンニンやポリフェノールはヒスタミンの分泌を抑制する働きがあります。
そのため、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状の緩和につながります。
材料(1人分) | 分量 |
---|---|
れんこんパウダー | ティースプーン1杯 |
無糖のプレーンヨーグルト | 100g |
はちみつ | お好みで |
エネルギー(1人分):67kcal