赤ら顔とは、顔が赤くなった状態の総称のことです。
北国の方は肌が白い分、赤い色が目立ち赤ら顔の方が多い傾向にあります。
赤ら顔は、血管拡張によるものや皮膚そのものの炎症によるものなど原因も症状も様々です。また、肌のバリア機能が低下すると肌トラブルを起こしやすくなり、赤ら顔にもつながってしまいます。
皮膚は肌の水分保持や外部から異物が侵入するのを防ぐ役割をしています。
皮膚の厚さは体の部位により異なり、一番厚いのは足の裏の皮膚で、一番薄いのは瞼(まぶた)の皮膚といわれています。
肌のバリア機能を担っているのは表皮の一番外側の角質層です。
顔の皮膚の角質層はわずか0.02mmの薄さ(サランラップ1枚程度の厚さ)ですが、細胞が10~20層も積み重なっていて、うるおいをたくわえ乾燥と外部刺激から肌を守っています。バリア機能が低下すると肌に炎症が起こりやすくなってしまいます。
文字通り、顔が赤くなります。
人によって赤くなる部分が異なり、顔全体が赤くなる人、頬だけの人、鼻の周辺や目の周りが赤くなる人など様々です。
また、赤く腫れたニキビや顔がかぶれたことにより肌に赤い炎症を起こします。
赤ら顔になる原因には下記のものが挙げられます。
※そのほか病気が関係して赤ら顔になることもあります。
皮膚とは「内臓の鏡」ともいわれるほど密接な関係をしているので、内臓疾患を抱えていると赤ら顔の症状がみられることもあります。
不規則な食事は肌の代謝機能や血液循環に悪影響を与えます。
バランスのよい食事はもちろんのこと、ビタミンやミネラルを積極的に摂取するとよいです。
栄養素 | 作用 | 多く含む食べ物 |
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ビタミンA | 新陳代謝の促進 | レバー、あんこうきも、うなぎ、春菊 |
ビタミンC | 色素沈着の防止 | ブロッコリー、ほうれん草、じゃがいも |
ビタミンE | 血流促進、炎症抑制 | アーモンド、すじこ、かぼちゃ、赤ピーマン |
春菊は収穫から時間が経つほどビタミンが減少してくるので、なるべく食べる日に購入するようにし、ごまはいりごまより、すりごまを使用した方が栄養成分の吸収が高まります。
今回はビタミンやミネラルがバランスよく含まれる春菊と美肌効果のあるごまを使って春菊のごま和えを作ってみましょう♪
赤ら顔にオススメなのは春菊で、旬は11~3月です。
春に花を咲かせる菊ということから、春菊と呼ばれるようになったといわれています。
β-カロテンはほうれん草や小松菜を上回る含有量で、ビタミンAに換算すると成人女性が1日に必要とする量の2/3を含んでいます。
そのほかにも、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンC、ビタミンKなどのビタミンや食物繊維、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラルもバランスよく含んでいます。
また、独特の香り成分は胃腸を活性化し、食欲増進や消化促進の働きがあります。
春菊は古くから漢方の原料に使われていて、回復力や抵抗力を高めるため「食べる風邪薬」ともいわれています。
材料(2人分) | 分量 |
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春菊 | 100g |
(A) すりごま | 大さじ1 |
(A) 砂糖 | 小さじ1 |
(A) 醤油 | 小さじ1 |
(A) 酢 | 小さじ2 |
エネルギー(1人分):94kcal