赤ら顔におすすめのレシピ

赤ら顔におすすめのレシピ

赤ら顔ってどういうもの?

赤ら顔とは、顔が赤くなった状態の総称のことです。
北国の方は肌が白い分、赤い色が目立ち赤ら顔の方が多い傾向にあります。

赤ら顔は、血管拡張によるものや皮膚そのものの炎症によるものなど原因も症状も様々です。また、肌のバリア機能が低下すると肌トラブルを起こしやすくなり、赤ら顔にもつながってしまいます。

健康管理士からのワンポイント
『肌のバリア機能はサランラップ1枚の厚さ!?』

皮膚は肌の水分保持や外部から異物が侵入するのを防ぐ役割をしています。
皮膚の厚さは体の部位により異なり、一番厚いのは足の裏の皮膚で、一番薄いのは瞼(まぶた)の皮膚といわれています。
肌のバリア機能を担っているのは表皮の一番外側の角質層です。
顔の皮膚の角質層はわずか0.02mmの薄さ(サランラップ1枚程度の厚さ)ですが、細胞が10~20層も積み重なっていて、うるおいをたくわえ乾燥と外部刺激から肌を守っています。バリア機能が低下すると肌に炎症が起こりやすくなってしまいます。

肌のバリア

どんな症状があるの?

文字通り、顔が赤くなります。
人によって赤くなる部分が異なり、顔全体が赤くなる人、頬だけの人、鼻の周辺や目の周りが赤くなる人など様々です。
また、赤く腫れたニキビや顔がかぶれたことにより肌に赤い炎症を起こします。

赤ら顔の症状

赤ら顔の原因は?

赤ら顔になる原因には下記のものが挙げられます。

  • 皮膚の薄さ
  • 過剰なスキンケアと摩擦による刺激
  • ニキビによる炎症
  • 乾燥肌
  • 皮脂による炎症
  • 気温や体質などによる毛細血管の拡張
  • アルコールや香辛料などの過剰摂取
  • 遺伝
  • 緊張などの精神的なこと

※そのほか病気が関係して赤ら顔になることもあります。
皮膚とは「内臓の鏡」ともいわれるほど密接な関係をしているので、内臓疾患を抱えていると赤ら顔の症状がみられることもあります。

どうしたら予防・対策ができるの?

生活上の注意点

  • 十分に睡眠をとりましょう
  • 腸内環境を整えましょう
  • 水分を取ることで体内の老廃物を外に出してあげましょう

スキンケア

  • 肌を守るために保湿をしましょう
  • 洗顔料は刺激の少ないものを使用しましょう
  • タオルは柔らかいものを使用しましょう
  • ピーリングやマッサージのしすぎはやめましょう
  • 紫外線対策をしましょう

食事

不規則な食事は肌の代謝機能や血液循環に悪影響を与えます。
バランスのよい食事はもちろんのこと、ビタミンやミネラルを積極的に摂取するとよいです。

  • 動物性脂肪を摂りすぎないようにしましょう
  • 脂っこいもの、辛いもの、甘い物、香辛料、アルコールをできるだけ控えましょう
積極的に取り入れたい栄養素
栄養素 作用 多く含む食べ物
ビタミンA 新陳代謝の促進 レバー、あんこうきも、うなぎ、春菊
ビタミンC 色素沈着の防止 ブロッコリー、ほうれん草、じゃがいも
ビタミンE 血流促進、炎症抑制 アーモンド、すじこ、かぼちゃ、赤ピーマン

おすすめ健康レシピ

春菊のごま和え

春菊のごま和え

春菊は収穫から時間が経つほどビタミンが減少してくるので、なるべく食べる日に購入するようにし、ごまはいりごまより、すりごまを使用した方が栄養成分の吸収が高まります。

今回はビタミンやミネラルがバランスよく含まれる春菊と美肌効果のあるごまを使って春菊のごま和えを作ってみましょう♪

管理栄養士・健康管理士からアドバイス

赤ら顔にオススメなのは春菊で、旬は11~3月です。
春に花を咲かせる菊ということから、春菊と呼ばれるようになったといわれています。
β-カロテンはほうれん草や小松菜を上回る含有量で、ビタミンAに換算すると成人女性が1日に必要とする量の2/3を含んでいます。
そのほかにも、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンC、ビタミンKなどのビタミンや食物繊維、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラルもバランスよく含んでいます。
また、独特の香り成分は胃腸を活性化し、食欲増進や消化促進の働きがあります。
春菊は古くから漢方の原料に使われていて、回復力や抵抗力を高めるため「食べる風邪薬」ともいわれています。

材料(2人分) 分量
春菊 100g
(A) すりごま 大さじ1
(A) 砂糖 小さじ1
(A) 醤油 小さじ1
(A) 酢 小さじ2

エネルギー(1人分):94kcal

作り方

  1. 春菊を洗ってさっと茹で、3㎝幅に切る。
  2. (A)を和えて出来上がり♪

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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