徐々に気温も暖かくなり、そろそろ花粉症対策を始めようと思っている方も多いのではないでしょうか。今回は、花粉症対策におすすめの「甜茶」についてご紹介します。症状がひどくなる前に早めに対策をすることで少しでも快適に花粉症シーズンを乗り切りましょう。
甜茶とは、中国発祥の「甘いお茶」の総称で、砂糖や人工甘味料に頼らずに、茶葉そのものが持つ甘さが特徴の伝統的な健康茶です。
主に4種類ある中で、バラ科の甜葉懸鈎子(てようけんこうし)という種類のものが花粉症対策に有効といわれています。
甜茶の甘さは「ルブソシド」というステビアに似た天然の甘未成分で、甘みの強さは砂糖の50~100倍といわれ、微量で甘みを感じる成分です。カロリーはほぼゼロにも関わらず、砂糖を入れたと錯覚するほどの甘さのある不思議なお茶です。甘いものが食べたい時や飲みたい時には、カロリーを気にせず摂ることができます。
お茶を飲む際に気になるのがカフェインの有無という方もいらっしゃるかもしれません。甜茶には、一般的なお茶に含まれるカフェインは含んでいません。そのため、小さなお子様から妊娠中の方、授乳中の方など、どなたでも安心して飲むことが出来ます。
ただし、注意点として市販されている甜茶の中には別の種類の茶葉がブレンドされているものもあります。カフェインが気になる方は、原材料を確認するようにしましょう。
花粉症対策として甜茶を飲む場合には、花粉が飛散する1か月前から2週間前くらいから飲み始めるのがおすすすめです。臨床研究によると、早い段階で甜茶を飲み始めることによって、花粉症を発症してから症状が改善した割合が高いという報告もあります。早めに飲み始めると鼻や喉などの不快な症状を和らげることができ、花粉や季節の変わり目を快適に過ごすことができるかもしれません。
しかしながら、根本的な治療ではないため、可能な限り身の回りからアレルゲンを遠ざけることが重要です。外出時にはマスクやめがねを着用し、髪の毛などはまとめて、衣類はツルツルとした素材を選ぶようにしましょう。さらに、建物の中に入る前に洋服などに着いた花粉などのアレルゲンをよく払い、家の持ち込まないためにしましょう。また、うがいや手洗いはもちろんのこと、目や鼻の周りなど顔に着いた花粉も長時間放置せず、洗うようにしましょう。
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