エコで手軽な「リボべジ」で癒しの緑を育ててみませんか?

エコで手軽な「リボべジ」で癒しの緑を育ててみませんか?

新型コロナウイルスの影響でお出かけを楽しむことが難しい今、何かリラックスできる癒しを求めている方も多いのではないでしょうか。自然や緑に触れるとなんだか気持ちが落ち着きますね。

本格的なガーデニングや家庭菜園はハードルが高いと感じる方も少なくないと思いますが、今回はそんな方におすすめの癒しの緑「リボべジ(再生野菜)」をご紹介します。

リボベジ 豆苗

リボべジとは?

「リボーンベジタブル(reborn vegetable)」の略で、調理に使わない野菜の根や葉を、芯を水に漬けるなどしてもう一度育てて、再収穫することです。

お料理でよく使う人参や大根などが身近でおすすめ♪
2週間ほどで葉っぱが伸びてくるので、収穫して葉っぱを食べてみましょう。
ネギなどの薬味もちょっと欲しいときに便利なのでよいですね。

リボべジとは

実際に育ててみましょう!

リボべジの育て方

準備するもの

野菜の端切れ(へたや根の付近)、容器(皿、小瓶など)、水

やり方

野菜のへたや根付近を水に浸します。直射日光の当たらない光の入る明るい場所で毎日水を変えましょう。蛍光灯の光でも大丈夫です。早く育つものだと1週間~10日程度です。

ポイント
  • 毎日水を変える。(ぬめりが出ないように端切れを洗う)
  • 水に浸しすぎない(根の半分くらいまで)

リボベジのメリット

人参や大根の葉っぱはなかなか市場には出回らないですが、実はとても栄養価が高いことをご存じでしょうか?

人参の葉っぱの栄養価

βカロテン、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンK、カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維などが含まれます。
中でも、抗酸化作用の強いビタミンEがたくさん含まれているので血管を酸化から守り、血流をよくする働きもあります。

人参の葉っぱ

大根の葉っぱの栄養価

大根は淡色野菜ですが、葉の部分は緑黄色野菜です。βカロテン、ビタミンC、ビタミンK、葉酸やカリウム、カルシウム、鉄分、食物繊維などが含まれます。
中でも、βカロテン、カルシウムが豊富なので、免疫力を高めることにも役立ちます。

大根の葉っぱ

どちらの葉っぱにも含まれる「βカロテン」は脂溶性ビタミンのため、油と組み合わせることで吸収がよくなります。

リボベジ(大根の葉)のレシピ

大根の葉っぱふりかけ

簡単でご飯にも合い、カルシムもたっぷりととれる「大根の葉っぱふりかけ」をご紹介します。

材料
材料名 分量
大根の葉っぱ(刻む) 20~30g
塩(浸漬用) 少々
しらす 大さじ1
白ごま 少々
ごま油 小さじ1
醤油 少々

※お好みで七味などをかけてもOK!

作り方
  1. 大根の葉っぱをみじん切りにし、塩で揉み、数分おき水分を切ります。
  2. フライパンを温めごま油をしき、じゃこを炒めカリカリとして来たら葉っぱを加えます。
  3. 葉っぱをしっかりと炒め、色が鮮やかになってきたら、醤油で味を整え、最後に白ごまをかける。

大根の葉っぱふりかけ

 

ちょっとしたスペースで始められて、なおかつエコな「リボベジ」。
おうち時間を充実させ、癒しも感じられそうですね。早速育ててみてはいかがでしょうか?

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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