スパイスの中でも特に有名なシナモン。使い勝手もよく、料理やお菓子作りに広く利用されています。
今回はスパイシーで香り豊かなシナモンの効果・効能、そして、寒い季節におすすめのシナモンを使ったあったかレシピをご紹介します♪
シナモンは、クスノキ科に属する常緑樹の皮を剥ぎ取り乾燥させたものです。そのままシナモンスティックとして、または、粉末状にして「シナモンパウダー」として利用されます。香り高いシナモンは、スパイスの王様として有名です。
世界最古のスパイスの一つと言われ、紀元前4000年頃からエジプトのミイラを保存するための防腐剤として使用されていました。また、日本においても古くから香辛料や漢方薬として用いられています。
シナモンの主成分は、シンナムアルデヒド(桂皮アルデヒド)であり、シナモンの独特の香りを有する成分です。
シンナムアルデヒドは、毛細血管の老化防止や血液循環の改善、冷え症の改善などの多くの効果が期待されています。
シンナムアルデヒドには、毛細血管の保護・修復効果があるといわれています。毛細血管は、体の隅々に酸素や栄養素を運ぶ役割がありますが、加齢やストレスなどによって脆くなり消滅してしまいます。そうした脆くなった毛細血管を改善する作用があり、毛細血管の減少によって生じるシミやしわ、たるみの予防や改善効果が期待できます。
シナモンに含まれるプロアントシアニジンには血糖値を抑える効果があり、実際にⅡ型糖尿病の患者への投与で、血糖コントロールの改善作用、糖代謝改善作用が確認されています。
シナモンにはポリフェノールの一種であるプロアントシアニジンという抗酸化作用の高い成分が含まれています。この抗酸化作用が、活性酸素の抑制に働くことから老化防止や動脈硬化の予防になどの恩恵が得られる事が分かっています。
シナモンの血流促進作用により、腹痛や下痢、腹部膨満感などの解消に有効だといわれています。また、近年では抗菌作用にも注目が集まっています。
シナモンには、カリウムが含まれるため水分代謝を調節する作用があるといわれており、体内の余分な水分を排出する効果があるためむくみ予防にもおすすめです。
シンナムアルデヒドの香りは、心をリラックスさせる作用があります。抑うつ状態や気分の落ち込みの解消に役立つとされるほか、脳機能を高め、記憶力を向上させる効果も期待できるといわれています。
※妊娠中は子宮の収縮を促すため摂取を控えた方がよいとされています
今回は、とても手軽につくれて飲みやすい、これからの季節にピッタリのレシピをご紹介!
牛乳がちょっと苦手な方でも、甘さとシナモンのスパイシーを加えることで飲みやすくなるかもしれません。
ワインとシナモンのレシピも公開中!
【クリスマス】ワイン(赤・白)健康効果!「レンジで簡単!オレンジとシナモン香るホットワイン」レシピ | 食 Do! (shoku-do.jp)
牛乳 300ml
はちみつ 適量
シナモンパウダー 適量
➀耐熱グラスに牛乳とはちみつを入れレンジで温める(500wで1分ほど)
➁シナモンパウダーを振りかけたら完成!
以上、シナモンの健康効果やレシピについてご紹介しました。シナモンはお菓子にも飲み物にも手軽に活用できるのがメリットです。ぜひ、これからの寒い季節に使ってみてはいかがでしょうか。レシピではホットミルクを紹介しましたが、ワインや紅茶、ココア、コーヒーなど様々な飲み物にも合うので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。