コロナ禍で外出が制限され、運動不足となり体重が増えてきてはいませんか?食事内容を見直し、適正体重に戻しましょう!
今回ご紹介するのはダイエットの強い味方とされ注目を浴びる「高野豆腐」です。日本ならではの食材で健康を手に入れましょう!
高野豆腐とは、豆腐を凍結、低温熟成させた後に乾燥させた保存食品です。
一般的には木綿豆腐を凍結したものが高野豆腐として広く認知されています。1分程水で戻せばすぐに調理することができます。
高野豆腐は、絹ごし豆腐や木綿豆腐に比べタンパク質の含有量が高く、筋肉量の低下や基礎代謝の低下予防にもおすすめです。
高野豆腐に含まれるタンパク質の約3割がレジスタントプロテインという難消化性成分であり、食物繊維に似た働きをします。
そのため、食後の血糖値の急上昇抑制や、中性脂肪や悪玉コレステロールの抑制効果などがあります。
βコングリシニンとは、大豆タンパク質の一つであり、中性脂肪を減少させる作用があります。
βコングリシニンにより、肝臓における脂肪酸の合成が抑制されるほか、脂肪の燃焼を高め、インスリンの働きをよくする「アディポネクチン」の分泌を促進する作用があります。
高野豆腐には、体内で合成することができないオメガ3(n-3系)脂肪酸が豊富に含まれています。
不飽和脂肪酸であるオメガ3脂肪酸は、血液中の余分なコレステロールや中性脂肪を減らし血液をサラサラにするため、動脈硬化の予防に効果的です。
高野豆腐には、女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをする大豆イソフラボンが含まれています。悪玉コレステロールを抑制させる働きがあるほか、骨粗しょう症の予防にも繋がります。
また、高野豆腐には骨の材料となるカルシウムも通常の豆腐に比べ約2倍と豊富に含まれています。
毎日の料理にぜひ『高野豆腐』を加えてみて下さい♪
木綿豆腐は、豆乳に凝固剤を加えて一度固めたものを崩してから、圧力をかけて水分を絞り再び固めたものです。
一方、絹ごし豆腐は、木綿豆腐よりも濃い豆乳を用いて凝固剤を加えて、そのまま固めて作ったものです。
このように製造工程の違いから、舌触りや触感に違いが生まれます。
また、絹ごし豆腐と木綿豆腐では、栄養価にも違いが生まれます。木綿豆腐は、製造過程で水分を絞るため栄養分が圧縮されます。そのため、タンパク質やカルシウムが絹豆腐に比べると2~3割程多く含まれています。しかし、水分を絞ることによって、ビタミンB群やカリウムなどは水分と一緒に流出してしまうため、絹ごし豆腐の方が多く含んでいます。