前回の「植物油をうまく使い分けよう」第一弾では植物油にはさまざま種類があり、それぞれがもつ特徴や体への働きについてご紹介しました。
第2弾では、料理への上手な使い方についてご紹介します♪
サラダ、スープ
- エキストラバージンオリーブオイル:
フルーティーな香りが特徴で、ドレッシング、マリネやカルパッチョ、パンにつけるなど、生で使う料理に向いています。
- ごま油:
酢・醤油と合わせると、中華風や韓国風のドレッシングが手軽にできます。
お味噌汁などに入れるとごまの風味が味を引き立ててくれます。
- エゴマ油、アマニ油、MCTオイル:
酸化しやすく、加熱調理には向いていません。かけて食べることがおすすめで、サラダやスープに合います。
- グレープシードオイル:
すっきり軽い風味で、サラダのドレッシングなど生で使うと、食材の味をいかします。
揚げ物、炒め物
- キャノーラ油:
加熱調理をしても風味が変わりにくく、揚げ物がカラッと仕上がるので、揚げ油に向いています。お値段も手頃なため、油の使用量が多い揚げ物調理にも使いやすいです。
- こめ油:
健康効果が高いと注目され、揚げ物などにも最適な油です。米油の原料は米ぬかですが、米ぬかは玄米を精白したときに白米から取り除かれる部分なので、ビタミンやミネラルなど玄米の栄養素がたっぷり含まれています。そんな米ぬかからできる米油は、栄養価が高く、高温でも酸化しにくいものになります。また、他の油に比べてサラサラしているので、油切れも良くサクッとした揚げ上がり、ベタつきが少なく、コクや豊かな風味があります。
- 大豆油:
サラダ油にも使われており、天ぷらを揚げるときによく使われています。
- ひまわり油:
クセがなく軽やかで、どんな食材とも相性がよく、炒め物などに向いています。
- べに花油:
熱にも強く、あっさり軽いオイルです。炒めもの、揚げものに向いています。
- コーン油:
カラッと香ばしい風味で、揚げもの、炒めものなどの加熱調理におすすめです。
- 綿実油など:
加熱時に酸化しにくいため、フライなどの揚げ物に適しています。
- ごま油:
揚げ物にはサラダ油に少し加えて揚げることで、コクがでやすくなります。
中華風の炒め物では最後の仕上げに鍋肌よりごま油を入れると、一層香りが立ち、見た目にもツヤがでます。
- ピュアオリーブオイル:
油臭さや油っぽさがなく、衣がカリッと仕上がります。
スムージー
エキストラバージンオリーブオイル、ココナッツオイル、エゴマ油、アマニ油、MCTオイルなどがおすすめで、健康のためにいつものスムージーに少し加えてみましょう♪
油にはそれぞれの個性があり、相性のいい料理があります。それぞれの用途に合わせて油を使い分ければ、普段の料理がひと味変わります♪いろんな種類の油を、上手く使い分けられるようにしたいですね!