植物油を使い分けよう② ~実は知らなかった!料理の基本9~

植物油を使い分けよう② ~実は知らなかった!料理の基本9~

前回の「植物油をうまく使い分けよう」第一弾では植物油にはさまざま種類があり、それぞれがもつ特徴や体への働きについてご紹介しました。

第2弾では、料理への上手な使い方についてご紹介します♪

植物油をうまく使い分けよう

サラダ、スープ

  • エキストラバージンオリーブオイル:
    フルーティーな香りが特徴で、ドレッシング、マリネやカルパッチョ、パンにつけるなど、生で使う料理に向いています。
  • ごま油:
    酢・醤油と合わせると、中華風や韓国風のドレッシングが手軽にできます。
    お味噌汁などに入れるとごまの風味が味を引き立ててくれます。
  • エゴマ油、アマニ油、MCTオイル:
    酸化しやすく、加熱調理には向いていません。かけて食べることがおすすめで、サラダやスープに合います。
  • グレープシードオイル:
    すっきり軽い風味で、サラダのドレッシングなど生で使うと、食材の味をいかします。

サラダ、スープ

揚げ物、炒め物

  • キャノーラ油:
    加熱調理をしても風味が変わりにくく、揚げ物がカラッと仕上がるので、揚げ油に向いています。お値段も手頃なため、油の使用量が多い揚げ物調理にも使いやすいです。
  • こめ油:
    健康効果が高いと注目され、揚げ物などにも最適な油です。米油の原料は米ぬかですが、米ぬかは玄米を精白したときに白米から取り除かれる部分なので、ビタミンやミネラルなど玄米の栄養素がたっぷり含まれています。そんな米ぬかからできる米油は、栄養価が高く、高温でも酸化しにくいものになります。また、他の油に比べてサラサラしているので、油切れも良くサクッとした揚げ上がり、ベタつきが少なく、コクや豊かな風味があります。
  • 大豆油:
    サラダ油にも使われており、天ぷらを揚げるときによく使われています。
  • ひまわり油:
    クセがなく軽やかで、どんな食材とも相性がよく、炒め物などに向いています。
  • べに花油:
    熱にも強く、あっさり軽いオイルです。炒めもの、揚げものに向いています。
  • コーン油:
    カラッと香ばしい風味で、揚げもの、炒めものなどの加熱調理におすすめです。
  • 綿実油など:
    加熱時に酸化しにくいため、フライなどの揚げ物に適しています。
  • ごま油:
    揚げ物にはサラダ油に少し加えて揚げることで、コクがでやすくなります。
    中華風の炒め物では最後の仕上げに鍋肌よりごま油を入れると、一層香りが立ち、見た目にもツヤがでます。
  • ピュアオリーブオイル:
    油臭さや油っぽさがなく、衣がカリッと仕上がります。

揚げ物、炒め物

スムージー

エキストラバージンオリーブオイル、ココナッツオイル、エゴマ油、アマニ油、MCTオイルなどがおすすめで、健康のためにいつものスムージーに少し加えてみましょう♪

スムージー

 

油にはそれぞれの個性があり、相性のいい料理があります。それぞれの用途に合わせて油を使い分ければ、普段の料理がひと味変わります♪いろんな種類の油を、上手く使い分けられるようにしたいですね!

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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