レッツ!手作りお弁当!第3弾 ~お弁当の食中毒~

レッツ!手作りお弁当!第3弾 ~お弁当の食中毒~

「レッツ!手作りお弁当!第3弾 ~お弁当の食中毒~」です。
ここまでおにぎりと詰め方についてご紹介しましたが、この時期気をつけたいのは食中毒ですよね。

お弁当は、食材についた雑菌や細菌などが繁殖することで傷みます。菌は栄養や温度、水などの条件がそろうと増殖するので、温度や水分をコントロールすることが大切です。

お弁当の食中毒

①しっかり加熱する

生ものは水分が多く、傷みやすいので避けましょう。レタスやサラダ菜などの生野菜を仕切りに使ったりしますが、他のおかずまで傷みやすくなるのでこの時期はおすすめしません。使い捨てのおかずカップで仕切るのがベストです。

また、ハム、ちくわ、ウインナーなどの加熱不要の加工食品もそのまま入れず、あらかじめ火を通すよう心がけましょう。

②水分を切る

水分が多いと菌が繁殖する原因になるので、汁気のあるおかずはキッチンペーパーの上に置くなどして、水分を取ってから詰めます。煮物を入れる場合は、おかずの下に鰹節やゴマなどを敷いたり、近くにお麩を置いておくと、水分を吸収してくれる上風味もよくなります。

また、炒め物などは片栗粉を入れることでまとまりやすくなり保存性が高まります。

水分を切る

③酸味や塩味を利用する

おにぎりの形は、大きく分けて「三角形」「俵形」「丸形」の3種類になります。一般に関東は三角形あるいは丸形、関西は俵形が多いといわれていますが、特にルールはありません。初めにちょっと力を入れてキュッと握った後は、力を入れすぎずに握りましょう。

このように握ることで外はしっかり、中は米が潰れずふんわり仕上がります。

酸味や塩味を利用する

④盛付け・持ち運びにも工夫を

アツアツのごはんやおかずを容器に入れてしまうと容器内に蒸気がこもり、水滴が発生してしまうのできちんと冷めてから詰めましょう。涼しくて風通しのよい場所に置いたり、うちわや扇風機を使ったりすると冷ます時間が短縮できます。

また、持ち運び時に温度が上がると菌が繁殖しやすくなります。保冷剤を2つ用意し、お弁当の上と下に置いてサンドさせましょう。凍らせたデザートやペットボトルなどを一緒に入れておくのも効果的ですよ。

盛付け・持ち運びにも工夫を

いかがでしたでしょうか?
食中毒に気をつけながら健康で楽しいお弁当ライフを送りましょうね♪

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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