「レッツ!手作りお弁当!第3弾 ~お弁当の食中毒~」です。
ここまでおにぎりと詰め方についてご紹介しましたが、この時期気をつけたいのは食中毒ですよね。
お弁当は、食材についた雑菌や細菌などが繁殖することで傷みます。菌は栄養や温度、水などの条件がそろうと増殖するので、温度や水分をコントロールすることが大切です。
生ものは水分が多く、傷みやすいので避けましょう。レタスやサラダ菜などの生野菜を仕切りに使ったりしますが、他のおかずまで傷みやすくなるのでこの時期はおすすめしません。使い捨てのおかずカップで仕切るのがベストです。
また、ハム、ちくわ、ウインナーなどの加熱不要の加工食品もそのまま入れず、あらかじめ火を通すよう心がけましょう。
水分が多いと菌が繁殖する原因になるので、汁気のあるおかずはキッチンペーパーの上に置くなどして、水分を取ってから詰めます。煮物を入れる場合は、おかずの下に鰹節やゴマなどを敷いたり、近くにお麩を置いておくと、水分を吸収してくれる上風味もよくなります。
また、炒め物などは片栗粉を入れることでまとまりやすくなり保存性が高まります。
おにぎりの形は、大きく分けて「三角形」「俵形」「丸形」の3種類になります。一般に関東は三角形あるいは丸形、関西は俵形が多いといわれていますが、特にルールはありません。初めにちょっと力を入れてキュッと握った後は、力を入れすぎずに握りましょう。
このように握ることで外はしっかり、中は米が潰れずふんわり仕上がります。
アツアツのごはんやおかずを容器に入れてしまうと容器内に蒸気がこもり、水滴が発生してしまうのできちんと冷めてから詰めましょう。涼しくて風通しのよい場所に置いたり、うちわや扇風機を使ったりすると冷ます時間が短縮できます。
また、持ち運び時に温度が上がると菌が繁殖しやすくなります。保冷剤を2つ用意し、お弁当の上と下に置いてサンドさせましょう。凍らせたデザートやペットボトルなどを一緒に入れておくのも効果的ですよ。
いかがでしたでしょうか?
食中毒に気をつけながら健康で楽しいお弁当ライフを送りましょうね♪