今回は、どの家庭でも比較的よく見かける調味料の1つである塩についてご紹介させていただきます。
塩の種類や役割などを知って料理をしてみると、食事のレパートリーが広がること間違いなしです!
体液のミネラル組成(ミネラルのうち約8割が塩)は海水とほとんど同じといわれ、私たちの体にとって塩は必要不可欠だということが分かります。
しかし、塩は体内でつくり出すことはできないため、食べ物として摂取しなくてはなりません。
塩は専門店があるほど種類が多く、料理によって使い分けをしている人が増えています。
塩は大きく分けて、下記3種類です。
そして、これらの塩をアレンジしたものとして、藻塩・焼塩・フレーバー塩などがあります。
スーパーなどでは精製塩も多く、ミネラル分が取り除かれているため、上記のような自然塩がおすすめです。
塩は料理をつくる上で、味の決め手となる重要な役割を担っています。
塩は味をつけるだけではなく、「食材を柔らかくする」「たんぱく質を固める」「水分を出す」「変色を防ぐ」「細菌の繁殖を抑える」「冷やす」などがあります。
また、料理によって、最も美味しくいただける塩加減があります。
きゅうりやフキなどの野菜をまな板の上に置き、塩をまぶして両手でゴロゴロ転がします。 色を鮮やかにする目的のほか、表面はなめらかに、味が染みこみやすくなってアクも抜けます。
大根、きゅうり、キャベツなどの野菜を切った後、塩をまぶして手でもみます。 水分を早く出すことができるだけでなく、風味もよくなり、味も馴染みやすくなります。
熱湯に塩を入れて野菜などをゆでると、ブロッコリーや青菜はゆであがりの色が鮮やかになります。タコ、海老などはうっすらと塩味もつき、調理しやすくなります。
魚を塩焼きなどにする時、あらかじめ塩を振ってしばらく置きます。水分とともに生臭さが抜け、身も引き締まるので、身崩れしにくくなる効果もあります。
最近では、塩を使ったスイーツをよく見かけます。
スイーツといえば、“甘い食べ物”ですが、甘味を引き立てる役割として、塩を使っているようです。
スイカに塩をかけると甘味が増すことと似ていますね!
塩キャラメルや塩アイスクリーム、塩チョコレート、塩プリン、塩チーズケーキなどがあります。
今回は自宅で簡単にできる塩スイーツをご紹介致します♪
材料名 | 分量(5~6個分) |
無塩バター | 60g |
砂糖 | 15g |
塩(お好きなフレーバー塩でもOKです) | ひとつまみ |
卵 | 2個 |
薄力粉 | 100g |
ベーキングパウダー | 4g |
【下準備】
塩の摂り過ぎには注意をしながら、その調理特性に合わせて、塩を選んで楽しく調理をしましょう!
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