大人のためのお酒のマナー③ ~ウイスキー編~

大人のためのお酒のマナー③ ~ウイスキー編~

朝の人気連続テレビ小説でも話題となるウイスキー。
知っているようで知らないことが多いのではないでしょうか。今回も前回に引き続き大人のお酒のマナーについて学んでいきましょう!

ウイスキー

ウイスキーとは

ウイスキーは穀類を木(特にオーク(樫))の樽で熟成させた蒸留酒を指します。穀類には主に大麦、ライ麦、トウモロコシなどが使われています。
これらの穀類を酵母を使って発酵させ、それを蒸留して高濃度のアルコールを取り出します。
そして最後に樽で熟成させて完成します。樽で熟成させる期間は短くて4~6年、長くて20年以上です。
この樽熟成を行っている間、樽の中でウイスキーとオーク(樫)の成分が複雑に反応を重ねてポリフェノール類などのさまざまな成分が生成されます。

ウイスキーの樽

ウイスキーの種類

ウイスキーは産地によっていくつかの種類にわけられます。

スコッチウイスキー

スコットランド地方でつくられているウイスキーです。
大麦を原料とする「モルトウイスキー」、トウモロコシと大麦の2種類を原料とする「グレーンウイスキー」、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混ぜた「ブレンデッドウイスキー」の3つが代表的です。

アイリッシュウイスキー

アイルランドでつくられているウイスキーです。
ウイスキーの祖とも呼ばれ、ウイスキーの記録によれば最も古いのがこのアイリッシュウイスキーであるとされています。

アメリカンウイスキー

アメリカでつくられているウイスキーです。
トウモロコシを原料にした「バーボンウイスキー」が中心となっています。

ジャパニーズウイスキー

日本でつくられているウイスキーです。
日本人の嗜好に合った、軽い口当たりのものが多く、スモーキーフレーバーは抑えめとなっています。

カナディアンウイスキー

カナダデツクラレテイルウイスキーです。
軽い口当たりでライ麦の香りがするものが多く、ウイスキー初心者でも飲みやすいと人気のあるウイスキーです。

大人のためのウイスキーマナー

ウイスキーをバーで楽しむこともあるでしょう。バーに行った際、どのウイスキーを選べばよいか迷われることも多いかと思います。
バーでウイスキーをお願いする際は、味の好みをバーテンダーに伝えましょう。
「口当たりが軽いもの」「すっきりとしているもの」「甘めのもの」「重厚感のあるもの」「香りが強いもの」などの表現で伝えるとわかりやすいでしょう。
また、以前飲んで好きだった銘柄があれば、それを伝えるのもオススメです。

また、飲み方もさまざまです。ストレート、ロック、水割り、ハイボールなどがよく知られていますが、そのほか氷を入れずにウイスキーとほぼ同量の常温水を注ぐ「トワイスアップ」、ロックに水を半分だけ注ぐ「ハーフロック」などがあります。

水割り

 

ウイスキーといえど、その種類はさまざま。ご自身のお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。

  • お酒は20歳になってから。
  • 飲酒運転は法律で禁止されています。
  • お酒は楽しく適量で。
  • 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響する恐れがあります。
  • 飲んだあとはリサイクル。

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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