意外と知らない中華料理のマナー。第2弾は、食器の使い方と食べ方についてご紹介します!
大皿に盛られた料理を、各自で自分が食べられる分だけを取り分けます。
上座に座っている目上の人から順に取り分け、最初に食べ始めます。目上の方に対して取ってさし上げる必要はありません。
取り皿は料理ごとに1枚ずつ使用し、何枚使っても構いません。空いた皿は重ねて置いてもよいことになっています。
基本的に器やお皿は持ち上げず、レンゲと箸だけを口に持っていきます。
レンゲは真横ではなく斜めに口にあてます。またスープだけを飲むときは箸を置きましょう。箸は縦に置きます。
テーブルクロスやナプキンは汚してよいことになっています。
これは「食事がおいしかった」という意味を示します。テーブルクロスで口を拭くこともあります。
大皿からサーバーなどで取り分けるときには、左手にスプーン、右手にフォークを持ち、両手をしっかり使いましょう。
小皿に残ったご飯は、皿を傾けてレンゲでかきあつめるようにして手前にすくうようにして食べます。皿に口をつけてかきこんだりしないようにしましょう。
麺類は一度レンゲにとってから麺を食べます。レンゲを受け皿代わりに使います。箸を右手に、レンゲを左手に持ち、音を立てずに食べます。
器は持ち上げず、レンゲでスープをすくってそのまま口元まで持っていきます。
スープが残り少なくなったら器を傾けてすくい、器に口をつけないようにします。
中華料理には油を使った料理が多いため、脂肪を分解してくれる中国茶が好まれます。
中国茶は食事中に頂きます。急須を使う場合、蓋を右にずらすとおかわりのサインになります。
正式には、全員起立をして乾杯をします。グラスや杯を目の高さまで持ち上げます。乾杯の都度、一気に飲み干すのがマナーです。
一気に飲み干すのは「招待されて嬉しい」という感謝の気持ちを表します。お酒が飲めない人は最初から中国茶でも構いません。
中華料理は西洋料理や日本料理に比べてマナーがそれ程無く、大勢で楽しく賑やかに頂けることが最大の魅力です。食事をより楽しく頂くために、最低限のマナーを身に付けましょう!