そろそろバレンタインの時期が近づいてきました!
男性にチョコレートを渡すだけでなく、ちょっと贅沢して自分にご褒美チョコを買う女性も多いのではないでしょうか。
チョコレートは太る…という方も少なくありません。でも、チョコレートに含まれるカカオには美容や健康にも嬉しい成分がたくさん含まれているのです!
カカオは中央アメリカから南アメリカの熱帯地帯を原産とするアオイ科の常緑樹で、年間を通じて気温が高く、雨の多い地域で育ちます。
学名はテオブロマカカオ(Theobroma cacao)です。
テオブロマという名前は、メキシコ・アステカ族の神話に由来し、「神様の食べ物」という意味を持ち、神への供物として、また王族・貴族だけが摂取できる食べ物でした。
さらにカカオは、貨幣として利用されるほど貴重なものであり、貢物として金や琥珀などにならぶ価値があったといわれています。
また、薬としても重宝されていたという話もあります。
カカオは年間5000~1万5000個もの白い花を1年中咲かせていますが、このうち実をつけるのは70~300個程度です。
ラグビーボールのような形の果実の中には、一般的にカカオ豆と称されているカカオの種が20~40粒ほど入っており、この種を発酵させてチョコレートやココアの原料としているのです。
カカオには様々な栄養素が含まれていますが、代表的なのは、カカオポリフェノール!
カカオポリフェノールには、以下のような効果があります。
私たちの体内では活性酸素という物質が生成されます。
活性酸素はストレスやたばこ、電磁波、排気ガスなどによってつくられやすい環境にいます。また、活性酸素が原因で動脈硬化や糖尿病、さらには老化を引き起こします。
この活性酸素を抑える働きを抗酸化作用といい、本来人が持っている抗酸化作用が年齢とともに減少することで老いていくと考えられています。
カカオポリフェノールにはストレスを和らげる働きがあるので、リラックス効果が期待できます。
さらに、カカオにはポリフェノール以外にも、テオブロミンと呼ばれる成分があり、手足など末梢神経を広げ血行を良くして緊張を和らげる効果もあります。
他にもこの時期には嬉しい効果があります!
胃潰瘍や胃がんとの関連が深いピロリ菌や重い食中毒で知られる病原性大腸菌O-157が増えるのを抑えるなど、インフルエンザの感染防御効果も期待できます。
カカオには、やる気を高める“ドーパミン”というホルモンの分泌を促進させる効果があります。
脳を活性化し、集中力、記憶力、注意力を上げることが認められています。
もうすぐバレンタインデー。
大切な人へ贈るチョコレート、少し素材にこだわってみてはいかがでしょう。