苦味がクセになる!「ふきのとうのベーコンガーリック炒め」レシピ

苦味がクセになる!「ふきのとうのベーコンガーリック炒め」レシピ

今年は例年よりゆっくりと桜が早く開花し、入学式や新年度の始まりにに桜を楽しめた!という方も多いのではないでしょうか。

あたたかな日が増え、春の味覚もおいしい時期となってきました。

春を感じることのできるタケノコやタラの芽、菜の花など、さまざまな食材がありますが、「野山のめぐみ」を春が旬の食材として思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。今回は、野山のめぐみである、ふきのとうについてご紹介します。

この記事を読んでわかること

「ふきのとう」って何?

身近な山菜「ふきのとう」

ふきのとうは、キク科フキ属の多年草である、フキの花茎部分を言います。

花が咲いた後に地下茎から伸びる葉の部分が、子供の頃に手遊び歌などで聞いたこともある「フキ」です。

寒さが和らいでくると土の中から顔を出し、道端や公園、川の土手などでも見かけることができる、実はとても身近な植物です。

ふきのとうイラスト1

「ふきのうとう」の知られざる魅力とは?

フキやふきのとうには、意外と知られていない私たちに嬉しい健康効果を秘めています。ただ、春の味覚として楽しんでいただけではなく、昔から食されてきたのにはこれらの効果を熟知していたのかもしれないですね。

では、その先人の知恵ともいえる知られざる魅力をご紹介します!

知られざる魅力①フキが独自に持つポリフェノール

ふきのとうには、抗酸化作用が強く、若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンEのほか、ビタミンK、カルシウム、マグネシウム、鉄、葉酸、カリウム、食物繊維などがバランスよく含まれています。

さらに、フキにはフキ独自に持つポリフェノールである、フキノール酸フキ酸ジカフェオイルキナ酸が含まれています。

フキノール酸は、咳止めの薬にも使用されている成分です。

知られざる魅力②香り成分は天然の胃薬?!

フキ特有の香り成分にはフキノリドという成分が含まれています。この香り成分には、胃腸の働きをよくしてくれる働きがあり、天然の胃薬ともいわれています。冬の寒さなどによる胃腸の疲れを癒してくれる、春の訪れを告げる香りなのかもしれませんね。

ふきのとうを食べるときの注意点

アク抜きを忘れずにしましょう!

ふきには、苦み成分であるピロリジンアルカロイド類という天然毒素が含まれており、大量に食べると肝障害の原因になるといわれています。しかし、この成分は水溶性のため、しっかりとアク抜きの下処理を施すことで、その成分を大きく減らすことができます。

大量に食べない限り、健康へ与える影響は小さいとはいわれていますが、おいしいからといって食べ過ぎないように注意しましょう。

 

アク抜きの方法

①根元が黒ずんでいればその部分を切り落とし、茶色くなった外葉があれば取り除く。

②鍋にたっぷりのお湯沸かし。塩を加え約3分茹でる。(水1.5ℓに、塩大さじ1)

 

③流水で洗い、ときどき水を替えながら1~2時間ほど水にさらします。

④ペーパータオルなどを使用して、しっかりと水気をしぼる。

★茹でる時に、空気に触れると茶色くなりやすいため、お湯に沈めるようにすると鮮やかな色をキープしやすくなります。

管理栄養士監修!ふきのとうのベーコンガーリック炒め

ふきのとうのベーコンガーリック炒め

ふきのとうに含まれているビタミンEは脂溶性ビタミンです。バターや油と一緒に調理することで吸収率がアップします!さらに、炒めることでふきのとう特有の苦みも軽減できる簡単で美味しいレシピです!

材料

材料 分量(1人分)
ふきのとう 5個
ベーコン 25g
ニンニク 1片
バター 7g
醤油 9g
胡椒 少々

作り方

  1. 下処理済のふきのとうとベーコンを食べやすい大きさに切る。
  2. フライパンにバターとニンニクを入れ、香ばしい色が付いたらベーコンを入れる。
  3. ➁にふきのとうを加えさっと炒める。
  4. ➂に醤油・胡椒を加え、味を整えたら完成。

今が美味しい旬の味覚をぜひ味わってみてください!

 

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著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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