骨折というと、交通事故や転倒など不慮の事故などで骨が折れてしまうことをイメージしますが、スポーツなどの過度な負荷や疲労の積み重ねによって起こる場合もあります。今回は、骨折の種類や原因、対策などおすすめレシピと共にご紹介致します!
骨折というと、複雑骨折や疲労骨折などさまざまな名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。そもそも骨折とは、その名のとおり「骨が折れた状態」です。完全にポキッと折れた状態やヒビが入った状態、骨の一部が欠けた状態、陥没した状態などを言います。 骨自体には痛みを感知する神経がありませんが、骨の周りを覆う骨膜には痛み感知する受容体が高密度に分布しているため骨折をすると痛みを感じます。
骨折は下記のような種類があります。
患部の皮膚が破れておらず、傷口がない状態の骨折を指します。骨がボキボキに折れていても、骨自体が体内にとどまっていれば「単純骨折」と呼びます。
骨が折れると同時に、骨折した部位の皮膚も損傷し、骨が露出した状態の骨折を指します。開放骨折とも言います。
一度の大きな外傷でおこる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に小さな力が少しずつ加わることで骨にひびがはいったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態の骨折を指します。アスリートに多い原因として、短期間に集中的なトレーニングを行ったときに生じることが多く、最初は運動時のみの疼痛が見られ、進行していくと安静時にも疼痛が発生します。
通常であれば骨折を起こさない程度の小さな力でも、骨の同じ部位に小さな力が少しずつ加わることで、骨折が起こることがあります。これを疲労骨折といいます。過度に同じ動きを繰り返すことが原因で、マラソンなど走る競技ではすねの骨(脛骨)、サッカーやバスケットでは足の甲の骨(中足骨)によくみられます。1ヵ所に集中して繰り返し力が加わり、小さなひびがたくさん発生することで起こります。これらはごく小さなひびなので、レントゲン写真では写らないこともあります。
また、疲労骨折は栄養不足や女性特有のホルモンバランスの乱れなどの原因も関係しています。
骨は、タンパク質(コラーゲン)やカルシウム・リン・マグネシウムなどのミネラルが組み合わされて骨の強度・弾力・耐性を作り出しているので、これらの栄養素が不足すると骨自体がもろくなり、骨折のリスクが高まります。
また、加工食品や保存料に含まれる「リン」は過剰摂取するとカルシウムの吸収を抑制するので取りすぎには注意が必要です。
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは骨吸収(古い骨を壊す)を抑制する働きをしていますが、無月経・生理不順などの月経異常などでホルモンバランスが崩れるとエストロゲンの働きが弱くなり、骨形成(骨を新しく作る)より骨吸収の働きが上回るため骨密度の低下から骨がもろくなってしまいます。女性アスリートは低体脂肪率で無月経の女性も多く女性ホルモン(エストロゲン)が低下するため骨密度が下がり疲労骨折のリスクが高まるといわれています。
疲労骨折は、場合によっては重症化する恐れがあるため、未然に防ぐことも大切です。その方法として、運動前後のストレッチが大切です。ウォーミングアップやクールダウンにストレッチを取り入れて骨に付着する筋肉を柔軟に保つようにしましょう。また、張りを感じている部分はもちろん、全体的に体を伸ばすことでさらに効果が高まり骨にかかる負担が減少します。
納豆にはカルシウムの骨への沈着を促す「ビタミンK2」、骨の構成成分である「たんぱく質」、エストロゲンと似た働きをしてくれる「イソフラボン」が含まれており、チーズ・桜えびには骨の主成分である「カルシウム」が豊富に含まれています。カルシウムは食事からの摂取が少なくなりがちなので積極的に摂取することが大切です。
骨の形成に欠かせない成分を豊富に含む納豆・チーズ・桜えびを使った和トーストを紹介します!
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