【手作りスイーツ】濃厚でもっちり新食感!「イタリアンプリン」レシピ

【手作りスイーツ】濃厚でもっちり新食感!「イタリアンプリン」レシピ

夏の暑さも少しずつ落ち着いてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は、SNSで話題沸騰!おうちでも楽しめる濃厚でもっちり食感の「イタリアンプリン」をご紹介させていただきます!

「イタリアンプリン」のココに注目!

まずは、「イタリアンプリン」とはどのようなスイーツなのかみていきましょう!

イタリアンプリンとは

イタリアンプリンは、‟イタリアン“という名前がついているためイタリア生まれかと思いきや、実は日本発祥のコンビニスイーツが火付け役となりSNSを中心に大きな話題となったスイーツです。一般的なカスタードプリンは、卵の味わいや風味を楽しみますが、イタリアンプリンは、材料にマスカルポーネチーズを使用することで、これまでにない濃厚でクリーミーな味わいともっちり、むっちりとした硬めの食感を感じることができます。

イタリアンプリン

実はすごい!ダイエットの味方?体脂肪になりにくい「チーズの栄養」

イタリアンプリンで使用するメイン食材は「マスカルポーネチーズ」です。マスカルポーネチーズはイタリアを代表するスイーツのティラミスなどに使用され、濃厚でなめらかな舌触りと酸味の少なさが特徴のフレッシュチーズです。

ここからは、実はすごい!「チーズの栄養」について解説していきたいと思います。ダイエット中など食事に気を付けている際に、チーズは脂質が多くカロリーが高いことから敬遠されてしまいがちです。たしかに、脂質やカロリーは高めではありますが、実はダイエットの強い味方になってくれる成分が含まれており、食べ過ぎに注意すれば取り入れやすい食材なのです。

色々なチーズ

また、チーズの乳脂肪分には「短鎖脂肪酸」「中鎖脂肪酸」といった体内で消化分解されやすく体脂肪になりにくい成分も含まれています。そして、健康的な身体を維持するために重要な良質なタンパク質やカルシウム、ビタミンB2といったダイエット中に積極的に摂取したい栄養素なども豊富に含まれています。

良質なタンパク質

タンパク質は太りにくく健康的な土台をつくるために非常に重要です。基礎代謝をUPさせ体脂肪を燃焼するためには、毎食しっかりと摂りたい栄養素です。

カルシウム

カルシウムは、骨を丈夫にするだけでなく、脂肪の分解や代謝を促進する働きがあります。チーズに含まれるカルシウムの吸収率は約40%で、小魚や野菜から摂取するよりも吸収率が高いため効率よく摂ることができます。

ビタミンB2

ビタミンB2は、脂質の代謝を促す働きがあります。また、肌や髪の毛などの細胞の再生を促す働きがあり、美容や健康を維持するためにも必要な栄養素です。

短鎖脂肪酸&中鎖脂肪酸

ミルク由来であるチーズには、短鎖脂肪酸中鎖脂肪酸という成分が豊富に含まれており、体に嬉しい効果があります。それぞれの働きをみていきましょう。

 

腸内環境を整えるやせ菌!短鎖脂肪酸

短鎖脂肪酸は、β-グルカンやオリゴ糖などが腸内で発酵・分解されることで生成される善玉菌の1つでやせ菌とよばれることもあります。短鎖脂肪酸は、交感神経を刺激し体内の消費エネルギーを増やす他、脂肪細胞に働きかけ、脂肪が過剰に蓄積するのを防いだり、脂肪を分解し燃焼を促す働きがあります。

また、小腸からのGLP-1というホルモンの分泌を促し食欲を抑える効果もあります。さらに、腸内を弱酸性に保ち、悪玉菌の増殖を防ぐことができるため、腸内環境の改善につながり、腸内のバリア機能が高まることで免疫力のUPにもつながります。その他、短鎖脂肪酸は鉄、カルシウムやマグネシウムなどミネラルの吸収を助ける働きもあります。

脂肪がつきにくい体質に!中鎖脂肪酸

中鎖脂肪酸は、乳製品やココナッツオイルなどに含まれています。

中鎖脂肪酸は、他の脂肪酸に比べ4~5倍も消化分解されやすく、速やかにエネルギーに変わるため体脂肪として蓄積しにくいといわれています。

中鎖脂肪酸を含む代表的な食品

イタリアンプリンのレシピ

今回のレシピでは、スーパーなどでも比較的手に入りやすく代用可能なクリームチーズを使っています。マスカルポーネチーズと比べると口当たりの軽さは少し異なりますが、イタリアンプリンの特徴であるもっちり濃厚な食感を楽しめます♪

少しの手間をかけることで、いつもとはひと味違う新感覚プリンを是非おうちでも楽しんでみてはいかがでしょうか。

材料(17~18㎝パウンド型1台分)

【カラメル】
  • 砂糖 40g
  • 水  大さじ1
  • お湯 大さじ1
【プリン液】
  • クリームチーズ 100g
  • 全卵 4個
  • 生クリーム 100㏄
  • 牛乳 250㏄
  • 砂糖 60g
  • (あればバニラエッセンス 適量)
塗る用※型からプリンが外しやすくなります。
  • バター 適量

つくり方

下準備
  • オーブンを160℃で予熱しておく。
  • パウンド型にバターを塗っておく。
  • 卵、クリームチーズは5分ほどおき、常温に戻しておく。
  • 熱湯を1ℓ程度用意しておく。

 

  1. 【カラメル】 鍋に砂糖、水を入れて混ぜずに加熱する。茶色く色が付いたら火を止め、熱湯を加え型に流し入れ粗熱をとる。
  2. 【プリン液】 ボールにクリームチーズを入れなめらかになるまで泡立て器で混ぜる。砂糖を加えてさらによく混ぜる。
  3.  卵をよく溶き、3~4回に分けて2に加え、都度よく混ぜ合わせる。
  4. 耐熱容器に牛乳と砂糖を加えレンジで20秒ほど温める。
  5. 温めた牛乳と生クリームを3に加え混ぜ、ザルなどで濾しながらパウンド型に流し入れる。
  6. 天板に置き、型の周りに型の1/2程度の高さまで熱湯を入れ、予熱したオーブンで30~40分ほど湯せん焼きにする。
  7. オーブンから取り出し粗熱がとれたら、冷蔵庫でよく冷やし、型から外して完成♪
糖質&カロリーOFFのワンポイントアドバイス

糖質やカロリーが気になる方もいらっしゃるかと思います。糖質OFFには、砂糖の代わりに天然甘味料ステビアやラカントがおすすめです♪キャラメルソースをつくる際には、ステビアやラカントなどの甘味料は、上白糖のようにカラメル化しにくいため、イヌリン(食物繊維)が配合されたものを使用するようにしましょう。カロリーOFFには、生クリームを使用せず牛乳を多めにすることで脂質を抑えることができます♪

 

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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