暑い夏が続いていますね。今回は、食欲がない時にでも冷たくツルっと食べられる台湾デザートの「豆花(トウファ)」をご紹介させていただきます!8月は体に優しいさまざまな「海外スイーツ」をご紹介させていただきますので楽しみにしていて下さいね!
では、まずは「豆花(トウファ)」とはどのようなスイーツなのかみていきましょう!
豆花とは、台湾で人気のヘルシースイーツです。台湾以外にも、香港やベトナムなどでも親しまれています。その起源をたどると、実は中国が発祥の地だといわれています。
豆花は、豆乳を使用したスイーツでトロッとした口どけが特徴です。トッピングとしてさまざまな種類のお豆やピーナッツ、白きくらげ、お餅、フルーツなどを盛り付け、シロップをかけていただきます。夏は冷たいシロップをかけて、冬には温かいシロップをかけて季節に合わせて楽しむことの出来るスイーツです。また、スイーツとしてだけではなく、鶏ガラスープや、少し辛いスープをかけて軽食として食べる場合もあります。
このように、豆花はスイーツや料理として幅広い応用ができるだけでなく、身体に優しい食材を使用しているため、嬉しい健康効果も得ることができます!ここからは、豆花の健康効果についてみていきましょう。
豆花で使用するメイン食材は「豆乳」です。豆乳には、大豆のえぐみ成分の一つと考えられる「イソフラボン」が含まれています。イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと化学構造がよく似ており、エストロゲンの受容体に結合することでその働きを補足することができると考えられています。
そのため、豆乳を摂ることで肌のツヤやハリが出て美肌へと導いてくれたり、LDL(悪玉)コレステロールの抑制、骨量の保持など嬉しい健康効果を得ることができます!
まず、豆花のトッピングとしてよく使用される「ハトムギ」に注目していきます。ハトムギは、穀類に分類され、精白米と一緒にご飯として炊くこともよくある食材です。精白米と比較すると、タンパク質が豊富であり、精白米の約2倍のタンパク質を摂取することができます。
その他にもトッピングには小豆、緑豆、落花生などを用いるため、さらにタンパク質が強化される他、を促し食物繊維やビタミンB群、ナトリウムの排泄てくれるカリウムなどを摂取することができ、トッピング効果で栄養満点になります!
豆花のエネルギーは、トッピングなしで70~80kcal、トッピングありで150~170kcal程度です。ケーキであればワンカット300~400kcalほどになるため、スイーツの中では低カロリーだといえます。これもまた嬉しいポイントですね!
本場台湾では硫酸カルシウムというにがりのようなもので固めますが、今回は手軽につくれるようゼラチンをつかったレシピをご紹介します!
豆花をスプーンですくって容器にうつし、トッピングをのせシロップをかけたら完成!
トッピングはタピオカや果物などを追加したり、シロップに生姜汁を加えるなどのアレンジもおすすめです!最近は、日本でも豆花専門店が続々とできていますが、お家でも豆乳があれば作ることができるので、ぜひ一度チャレンジしてみて下さいね♪
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
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監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫
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