ジメジメとした梅雨の季節は、自律神経が乱れがちです。皆さまお腹の調子は最近どうですか?自律神経が乱れることで、自律神経がコントロールする腸の働きが低下しやすくなり、便秘やお腹の張りなど不調を感じることがあります。
そこで、今回は腸の働きを良くする「発酵食品」を使用した梅雨の不調を解消するレシピをお届けします!
私たちの意思で腸の働きを活発にさせたり、ゆっくりしたりすることはご承知の通りできませんよね。腸壁に存在する筋肉の「平滑筋」は、私たちの意思ではコントロールすることができない筋肉です。私たちの意思で動かすことができるのは、手や足に存在する「骨格筋」という筋肉であり運動神経を通じて指令を出しています。
一方、腸に存在する筋肉を動かすのが自律神経です。自律神経は私たちの意識とは関係なく血管や内臓、心臓など生命維持に関わるさまざまな器官を動かしています。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分かれており、互いに拮抗するように各臓器に働きかけています。腸の働きに関しては、副交感神経が優位なときに腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)(便を前に送り出す働き)が促進されます。そのため、季節の変化やストレスなどにより交感神経が優位になっていると便秘などを起こすことがあるのです。
腸の動きを良くするには腸内環境自体も整っていなくてはいけません。腸内環境を良くするためには、発酵食品を摂るのがおすすめです。腸内には、1000種類以上の腸内細菌たちが約100兆個すみついているといわれています。その種類は大きく善玉菌・悪玉菌・日和見菌に分かれます。この内身体にとって良い働きをしてくれるのが善玉菌です。発酵食品には乳酸菌をはじめとする善玉菌が多く含まれるため、腸内環境を整え便秘解消、免疫力UP、美肌効果などをもたらしてくれます!
<発酵食品に含まれる代表的な菌>
これらの菌は1つの種類に偏るのではなく、さまざまの種類の菌を組み合わせて取ることでさらに腸内環境が整いやすいと言われています。そのため、納豆や味噌、キムチ、ヨーグルトなど多種多様な発酵食品を取るようにしましょう!
今回のレシピでは、トマトを加えることでさらに美と健康に繋げていきます。トマトに含まれる赤色の色素のリコピンは、高い抗酸化作用があり、シミやシワなど肌細胞の老化、動脈硬化に繋がる活性酸素を除去する作用をもちます。リコピンは脂溶性であるため、油を少し加えることでさらに吸収率がUPします!
今回は、タンパク質も一緒に摂れるように、ツナ缶をサラダに加えます!ダイエット中など摂取エネルギーを意識するばかり、サラダだけ(野菜だけ)になってはいませんか?私たちの肌や筋肉、髪の毛などは全てタンパク質を主として作られています。美と健康を保ち若々しくいるためにはタンパク質が不可欠です。いつものサラダにタンパク質を含む食材をプラスすると一気に栄養満点のサラダに様変わりしますよ♪
いかがでしたか?今回はこれからの暑さに負けないための「真っ赤な栄養満点サラダレシピ」をご紹介しました。美と健康を保つためには、腸内環境を整えることがとても大切です!ツナ缶の代わりに鶏むね肉のささ身やサバ缶(水煮)を加えても美味しいですよ♪ぜひ色々とアレンジしてみて下さい!栄養満点食材でこれからやってくる暑い夏を元気に乗り切りましょう!