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ライフステージ別食育:幼児期

幼児期の食育

幼児期の特徴

ライフステージ別食育:幼児期幼児は、生理機能、運動機能、精神機能の発達は著しいですが、摂食能力、消化機能が未熟であり、摂取量も少ないため、発育に応じて食べ物の選び方や調理法を考慮して与えることが必要です。
また、食事のリズムやマナーなど、望ましい食習慣の基礎をつくる時期でもあります。

幼児期の問題点と対策

栄養素の摂取
基礎代謝が高く、成長発育が旺盛なため、エネルギー量や各種栄養素量は成人に比べてかなり多くなります。
対策
食事の質をよくし、効率よく食べられるような調理の工夫をする必要があります。
骨の成長に必要なカルシウムビタミンD、体タンパク質の合成を促す良質のタンパク質ビタミンAなどは特に気を付けて不足しないように与えましょう。
間食
成長期のうえ、活動量が多く、多量の栄養量を必要としますが、消化吸収機能はまだ未熟であるため、1日3回の食事では必要量を満たすことが難しくなります。
対策
必要な栄養量を補うという栄養的な面、食べる楽しみを与えるという精神的な面、健全な食習慣を形成するという教育的な面から、間食を与える事が必要です。
量は1日のエネルギー量の10%程度にし、1〜2歳は1日2回、3〜5歳は1日1回、乳製品や果物など満腹感を与えて、水分補給ができるものを与えるのが適当です。
偏食、食欲不振
幼児期には、与える食べ物の偏り、食べ物の味、食事の強制、食物アレルギーなど、身体的・心理的要因の影響を受けて、偏食、食欲不振が起こりやすくなります。
対策
嫌いな食べ物は好きな食べ物に少しずつ混ぜて与えたり、お腹が減るように間食の量を減らしたり、運動させるなどの工夫をしましょう。親の食習慣に左右されやすいので、子どもの前で好き嫌いをしないようにしましょう。
また、幼児は色彩に敏感で、見た目によって食欲が左右されやすいので、色彩や盛り付けにも気を配った食事を提供するようにしましょう。
便秘
幼児の便秘の原因はさまざまで、食物繊維不足、脂質不足、水分不足、運動不足なども原因となります。
便秘になると機嫌が悪くなったり、食欲不振や腹痛をともなうことがあります。
対策
食物繊維を多く含む食べ物を十分に取る、野菜や油脂類が不足しないようにする、水分をこまめに取る、決まった時間にトイレに行くなどの習慣をつけるようにしましょう。
ほかには、きちんと1日3回食事を取ることや、運動、おなかのマッサージをすることも効果的です。
食物アレルギー、アトピー性皮膚炎
アレルギーの反応と関連して、皮膚に炎症を起こすことをアトピー性皮膚炎といいます。アレルギー反応を起こす原因物質のことをアレルゲンといい、特定の食べ物、ダニやほこりなどがあげられます。
対策
食物アレルギーの場合、アレルゲンを含む食べ物を控える必要があります。
アレルゲンになりやすい食べ物として、乳・乳製品、卵・卵製品、穀物・種実類、肉類、魚介類、果物、野菜などがあり、表示が義務付けられたり、奨励されています。
肥満
幼児期からの肥満は学童期に移行する可能性があるので注意が必要です。
肥満は糖尿病や高血圧などの生活習慣病に影響するため、幼児期からの肥満予防が重要です。
対策
成長期にあるため、摂取エネルギー量が適切であるか判断したうえで、間食の内容を見直すなどの食事指導を行ったり外遊びを勧めることで、消費エネルギー量を増やしましょう。

幼児期の具体的な取り組み

  • 規則正しい食事により生活リズムをつくる
  • いろいろな食べ物に親しみ、素材のおいしさを大切にし、発達に合わせた調理法にする
  • 硬いものややわらかいものなどいろいろな形状のものを与え、かむ力を育てる
  • 家族や友達と一緒に食事をして、食べる楽しさを感じる
  • 手洗いや箸の使い方など食事のマナーを身に付ける
  • 「いただきます」「ごちそうさま」などの挨拶の習慣を付ける
  • 食事づくりや準備にかかわる
  • 歯磨きの習慣を身に付けさせ、虫歯を予防する
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