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ライフステージ別食育:学童期

学童期の食育

学童期の特徴

ライフステージ別食育:学童期幼児期に続き、全身の骨格の成長がみられ、歯も乳歯から永久歯へ生え変わる時期です。
消化吸収能力、代謝が高まり、活発に運動することも増え、エネルギー代謝は亢進し、食欲旺盛になります。
また、さまざまな学習を通して、食に関する幅広い知識を習得し、食生活の基礎ができ、食習慣が確立される時期です。

学童期の問題点と対策

生活リズムの乱れ、朝食の欠食
朝食を食べない、夜遅くまで起きているといった生活リズムの乱れがみられ、不規則な生活は疲れのもとになります。朝食を取ると体温の上昇が日中ピークになり、夕方から夜にかけて下がっていき、自然と眠くなります。
しかし、朝食を取らないと体温の上昇時刻が遅くなり、夜になっても脳や体が活発に動き続けて眠くなりません。さらに、1日に必要な栄養素の補給が不十分になり、体調不良を訴えたり、集中力や持久力が乏しくなります。
対策
早起きして太陽の光を浴びたり、1日3回の規則正しい食事の繰り返しが生活リズムをつくることにつながります。
早寝、早起き、朝ごはん
を心掛けましょう。
栄養の偏り
学童期は、幼児期と同様に成長が目覚しい時期です。活動量も増加するため、成人の必要量に近い栄養素を必要としますが、栄養が偏ることで不足するものがあります。
特に、学童期に不足しやすい栄養素カルシウム食物繊維です。
対策
学童期には丈夫な骨をつくることが必要です。
そのために、十分なカルシウム、骨の材料となるタンパク質カルシウムを骨に吸着させるマグネシウム吸収を助けるビタミンD、骨量の貯蔵を増やすビタミンKなどさまざまな栄養素を摂取する必要があります。
が不足すると貧血になったり、疲れやすい体になり、頭痛、動悸などがひどくなります。は酸素を筋肉に取り込む働きをしていますので、を取って運動をして筋肉量を増やすと、酸素の運搬がスムーズになり持久力がアップします。を多く含んだ食べ物や、造血に役立つ葉酸などのビタミンミネラル類を十分に取りましょう。
食物繊維は食生活の変化により、摂取量が減少している傾向にあります。食物繊維は便通を良くしたり、有害物質を排出したり、腸内環境を改善するなど大切な機能を持っています。
咀嚼(そしゃく)
学童期は乳歯から永久歯に生え変わり、丈夫な歯をつくるために重要な時期です。現代の食事は軟らかい食事になりがちであるため、咀嚼回数も減少しています。
対策
成長期の子どもにとって、よくかんで食べることは食べ物本来の味が分かり、味覚を鍛えたり、唾液の分泌により消化吸収をよくしたり、虫歯の予防になったり、肥満の防止になったり、脳を活性化させたりします。
肥満
学童期以降の肥満は成人の肥満につながる可能性が高いため、注意が必要になります。厚生労働省は6〜15歳のメタボリックシンドローム診断基準も検討しており、肥満の小・中学生の5〜20%にメタボリックシンドロームの可能性があるとの見解を示しています。
その背景には、不規則な食事、間食の取り過ぎなどによる摂取エネルギー量の増加と、運動不足による消費エネルギーの減少があります。
対策
学童期は成長途中にあるので、摂取エネルギーの制限は行われません。運動習慣を実施しながら、食事時間を規則的にし、間食と夜食を管理し、食事内容をバランスよくすることが大切です。
子食、孤食
核家族や女性就労者の増加などにより、家族そろって食事をする頻度が減り、子どもだけでの食事(子食)や、一人で食事をする(孤食)子どもが増えています。
対策
家族で食事の時間や場所を共有することは、子どもの食事内容や健康面の良好さ、食事の楽しさや食欲と関連しており、子どもの健やかな成長にとってとても大切です。家族で食事をするように心掛けましょう。

学童期の具体的な取り組み

  • 早寝、早起き、朝ごはんを心掛け、食事と生活のリズムをつくる
  • 食べ物の種類や働きが分かり、健康によい食事の取り方を身に付けるようにする
  • 食事のマナーをしっかりと身に付け、楽しく会食をすることができるようにする
  • 食事づくりや準備を楽しむことができるようにする
  • 地場産物や郷土料理などについての関心を深める
  • 自然の恵みや食事ができるまでの過程を知り、感謝する
  • よくかむことの大切さや歯磨きの大切さを理解できるようにする
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