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食の概要 〜栄養素の基礎知識〜

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「妊婦のビタミン」 葉酸

葉酸の特徴

  • 貧血を予防する
    葉酸はビタミンB12とともに、新しい赤血球を正常につくり出すために必要です。
    赤血球は、約4ヵ月周期で新しいものがつくられており、葉酸が足リないと正常な赤血球ができず、貧血になります。
  • 核酸を合成する
    葉酸はタンパク質や細胞の新生に必要な核酸(DNA、RNA)の合成に必要となっており、細胞増殖の盛んな胎児が正常に発育するために特に重要なビタミンです。核酸の中にある遺伝情報をもとに体はつくられていくので、これが正常につくられないと成長が阻害されてしまいます。
    そのため、成長期の子どもや妊婦のように成長著しく、細胞分裂が盛んな時期には特に必要とされる栄養素です。
  • 動脈硬化を予防する
    葉酸、ビタミンB6ビタミンB12などが不足すると、血液中の「ホモシステイン」という物質が増えます。
    ホモシステインとは肝臓で作られるアミノ酸の一種で、増加すると動脈硬化や脳の病気であるアルツハイマー病になる危険が高まるといわれています。

葉酸を多く含む食べ物

−葉酸を多く含む食べ物−
葉酸を取り過ぎると?
葉酸による過剰症は確認されていませんが、多量に摂取すると亜鉛の吸収が阻害されることが知られています。
葉酸が不足すると?
  • 巨赤芽球性貧血(悪性貧血)
  • 口内炎
  • 胃腸障害
  • 肌荒れ、肌の黄ばみ
  • 免疫力低下
  • 胎児の神経管閉塞障害

葉酸の上手な取り方

葉酸は光に弱く、新鮮な野菜を日の当たる場所に3日間放置しておくと、70%の葉酸が分解されてしまいます。野菜などは購入後すぐに冷蔵庫で保存し、早めに食べるようにしましょう。
また、葉酸は水溶性のため、調理中に大部分が水に溶け出しまので、汁ごと食べられる料理がおすすめです。腸内細菌によっても合成されるので、便秘を防いでおなかの調子をよくするよう心掛けましょう。
妊娠中、授乳中は積極的に
妊娠中や授乳中は、特に摂取がすすめられます。これは、胎児や乳幼児の成長に葉酸が使われるためです。妊婦が葉酸を充分に摂取することで、神経管閉鎖障害という胎児の先天異常を予防できることが分かってきました。
ビタミンB12と協力
葉酸とビタミンB12は共に赤血球の形成に関わるため、どちらが不足しても十分には機能しないので、両方の摂取を心がけましょう。
葉酸は植物性食品に、ビタミンB12は動物性食品に多く含まれますので、どちらかに偏るのではなくバランスのよい食事が大切です。
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