酵素サポートのビタミン 「パントテン酸」

酵素サポートのビタミン 「パントテン酸」

パントテン酸の特徴

タンパク質、脂質、炭水化物の代謝を助ける

エネルギーをつくり出す時に働く、様々な酵素の作用をサポートするビタミンです。
コエンザイムAという補酵素の構成成分として、多くの代謝過程において中心的な役割をしており、体内すべての組織にとって必須のビタミンであるといえます。

ストレスへの適応を助ける

人はストレスを感じると、副腎皮質ホルモンという抗ストレスホルモンが分泌されます。このホルモンは血糖値を上昇させることにより、使えるエネルギー量を増やし、ストレスに対する抵抗力を強めます。パントテン酸はこの副腎皮質ホルモンの産生を助けます。

HDL-コレステロールを増やす

HDL-コレステロールには、血液中の余分なコレステロールを回収して肝臓に運び、体外への排出を促すという動脈硬化を抑制する働きがあります。
パントテン酸にはこのHDLの生成を促す働きがあります。

抗体や神経伝達物質を作る

ビタミンB6や葉酸など他のビタミンB群とともに、「抗体」という免疫機能に働く物質をつくり出します。
また、「アセチルコリン」という神経伝達物質をつくるのに必要だったり、有害物質の解毒に働いたりと、生命活動の維持に重要な役割を担う必須のビタミンです。

パントテン酸を多く含む食品

鶏レバー、エリンギ、納豆、アボカド など
パントテン酸を多く含む食品

不足すると?

  • 低血糖症
  • 免疫力低下
  • しわ、脱毛
  • 頭痛、倦怠感

上手な取り方

パントテン酸は動物性から植物性まで色々な食品に広く含まれています。また、腸内細菌によっても合成されるので、普通の食生活で欠乏することはほとんどありません。

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著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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