マグネシウム(Mg)

マグネシウム(Mg)

マグネシウムは、カルシウム、リンとともに骨の成分になります。
体内では骨に多く存在し、次いで筋肉、神経と続きます。筋肉が収縮したり、神経が興奮したりする現象は、
筋肉や神経の細胞にカルシウムが出入りすることが刺激になって起こります。
このカルシウムの調節をするのがマグネシウムです。
マグネシウムのもう1つの大切な働きは、ビタミンB群とともに、炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質の代謝を助けることです。
これらの代謝には酵素が必要ですが、マグネシウムは体内にある約200種以上の酵素の働きを助けています。

マグネシウムを多く含む食品

大豆・大豆製品、種実類、玄米などの未精製の穀類 など
マグネシウムを多く含む食品

取りすぎると?

普通の食事で過剰の心配はありません。
仮にマグネシウムを取りすぎたとしても、腸管からの吸収量が調節されるしくみになっています。
過剰にとると下痢を起こすことがあります。

不足すると?

  • 神経過敏症、精神疾患
  • 動悸、不整脈、虚血性心疾患

上手な取りかた

カルシウムを多く取るほど、マグネシウムの排せつ量が増えるため、マグネシウムとカルシウムは1:2の比率で取るのが理想的です。
マグネシウムは加工していない食品に多く含まれています。
日本人がよく食べるもので、マグネシウムの供給源となっているのが穀類です。
精製すると減ってしまうので、胚芽米、玄米、全粒粉のパンなどを毎日食べていれば、不足することはありません。
その他、大豆製品、種実類などを積極的に取りましょう。

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著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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