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シチュエーション別トラブル解決エコレシピ

虫歯 女の子に多いトラブル男の子に多いトラブル

次女の杏が歯が痛いって言うので口の中を見てみたら、
少し黒くなってきていたのよ。
永久歯も生え始めていることだし、心配だわ。
虫歯ってどういうものをいうの?
虫歯は、歯垢の中のプラークが細菌が糖を利用して作り出す酸によって、歯を溶かしてしまう病気です。
虫歯の原因はプラークの中に住み着いているミュータント菌です。歯垢の中のプラークが糖を分解してできる酸が、虫歯の原因になります。
健康な虫歯のない口の中は常に中性に保たれています。糖を含んだ物を口に入れると、プラークが酸を生み出して、口の中が中性から酸性に傾いてしまいます。
この酸性の状況が続くと歯が溶け出してしまい、やがて穴が開き虫歯になってしまうのです。
     
 

健康管理士からのワンポイント★
『乳歯から永久歯に生え変わる時期の目安は…』


永久歯は「六歳臼歯」から生え始め、その後前歯から奥歯に向かって順次生え変わり、最後に「十二歳臼歯」が生えて、全ての歯が生えそろいます。
六歳臼歯とは、6歳ごろに生えることから名前がついた、乳歯の奥に生える第1大臼歯とのことです。
つまり、十二歳臼歯(第2大臼歯)は、大体12歳ごろ生えてくるということですね!
ただし、生え変わる期間や順序には個人差があります。 あくまで目安ですので、1〜2年のずれなら心配することはありませんよ!
下記に「生え変わる時期の目安」をご紹介しておきましょう。
健康管理士からのワンポイント
−生え変わる時期の目安−
生え変わる時期の目安
 
     
どんな症状があるの?
虫歯の症状は、段階により異なり、最初の内は気付かないことが多いようです。
虫歯が進んで行くと、まずは冷水や甘いものがしみたり、強く噛むと痛みだしたりします。
その状態のまま放っておくと、神経に明らかな炎症が出はじめ、熱いものがしみたり、睡眠中にひどく痛んだりしだします。
さらに症状が悪化し、歯の崩壊がさらに進んでしまうと、ほとんど根だけが残った状態になることも!

この段階までくると、抜歯しか方法がないことが多く、たとえ根を治療して残しても、神経を抜いた後の歯はもろくなり、折れたり割れたりしやすいため、結局は抜歯することになることも少なくないようです。
だからこそ、日ごろの予防が非常に重要なのです。
症状
何が原因なのかしら?
どんなに一生懸命歯磨きをしても、虫歯になってしまうことがありますよね…。
ではなぜ虫歯になってしまうのでしょうか。 虫歯になるには、甘いものの食べすぎなどよく言われているもの以外にもいろいろな原因があります。
虫歯には、なりやすい人となりやすい歯があります。

<虫歯になりやすい人>
  • 子ども
    乳歯は永久歯に比べ、エナメル質、象牙質が薄いため神経にも近く、透明度である石灰化ども低いため、透明感がなく、虫歯になりやすいと言えます。
  • 歯が弱い人
    残念ながら、生まれつき歯の質の弱い人は一生懸命歯磨きをして構内環境を整えても、どうしても虫歯になりやすいのです。
  • ミュータント菌ミュータント菌(虫歯菌)が多い人
    親がたくさんミュータント菌を持っていた場合、口移しで食べ物をあげていると子どもにもミュータント菌まで移ってしまうのです。
    一度口の中に住み着いたミュータント菌は除去するのは困難なので、注意が必要です。
  • 歯の形や、歯並びの悪い人
    歯の形や歯並びが悪い人は、ブラッシングがいきわたらず、汚れが落ちきらないことが多いため、 虫歯になりやすいのです。
  • 唾液の少ない人
    唾液が少なくなると、唾液で汚れを流すことができなくなるので、虫歯になりやすくなり、歯周病にもかかりやすくなります。
    また、口の中が乾きやすくなり、粘膜が赤くなってしまう場合もあり、痛みも出るので歯磨きができなくなってしまう場合も。
    そうすると口の中のケアができずに、更に虫歯になりやすい悪循環が起きてしまいます。
     
 

健康管理士からのワンポイント★
『唾液の重要性』


唾液は、耳下腺・舌下腺・顎下腺の大唾液腺と、口腔粘膜にある小唾液腺唾液腺から分泌されます。その量は、1日に出る尿の量に匹敵する約1.5Lもあるそうです。
唾液は、虫歯予防以外にもたくさんの働きをしてくれています!
健康管理士からのワンポイント
唾液の主な働き
−唾液の主な働き−
主な作用 主な働き
消化作用 唾液中の酵素でデンプンを分解する
溶解作用 味物質を溶解して味覚を促進させる
洗浄作用 食べ物のカスを洗い流す
円滑作用 発音や会話をスムーズにする
抗菌作用 抗菌作用を持つ物質で病原微生物に抵抗する
pH緩衝作用 pHを一定に保ち細菌の繁殖を抑える
保護作用 歯の表面に皮膜を作り虫歯を防ぐ
これだけ多くの働きをしてくれているのですから、食事のときは良く噛みながら食べて、唾液をたくさん出すことが重要なのです。
 
     
<虫歯になりやすい歯>
  • 奥歯
    唾液が届きにくい場所食べたものをすりつぶす役割を持っている奥歯の特徴は、四角く溝がたくさんあることです。その溝には、食べたものがつきやすく、プラークができやすい状況なのです。
    また、ハブラシも届きづらいため、磨き残しが出てしまうのも大きな原因といえます。
    なかでも上奥歯の後ろ側と、下奥歯の外側は、唾液が届きにくい場所のため特に注意が必要です。
  • 上の歯
    上の前歯は下の前歯に比べて虫歯になりやすいと言えます。
    理由は奥歯と同じく、唾液と関係しています。
どうしたら予防できるの?解消法は?
いつでも予防が重要ですが、子どもは特に乳歯から永久歯に生え変わる時期は特に注意が必要です。
これまで大人が歯磨きをしてあげたり注意していたのが、成長と共に自分で歯磨きしたり、おやつを食べるようになっていきます。 乳歯もあれば、永久歯が顔を出してきている部分もあったりと、しっかりと噛めるようになるまでは1年くらいかかってしまいます。
こうしたことから、乳歯の頃に比べると歯磨きがきちんと行き届いていないことも多く見受けられます。
だからこそ生え変わりの頃に、子供の歯に目を向けて、しっかりとした口内ケアが必要といえるでしょう!

食事

虫歯を予防し、質のよい強い歯をつくるには、栄養のバランスをよく考えた食事を取ることがとても大切です。
また、大切な唾液の分泌を促すために、お子さんと合わせて一緒にカミカミしたり、歯ごたえのある食べ物を加えてみるなど、咀嚼回数を増やす工夫もしましょう!

−虫歯を予防する 栄養素−
栄養素 作用 主な食材
フッ素 歯を積極的に強くしてくれる わかめ、海苔、魚介類、小魚、お茶、煮干し、芝えび
マグネシウムリン 歯の栄養を与える血液の流れを良くする ひじき、きくらげ、こんぶ、煮干し
カルシウム 歯の主成分となる 乳製品、小魚類、乾燥ひじき、小松菜、がんもどき、豆腐、ごま
タンパク質 歯の土台を作る マグロ、鶏ささみ、豚ヒレ、大豆、たまご、チーズ、納豆
カテキン 口腔内を清潔にする 緑茶、煎茶、番茶、ほうじ茶
食物繊維 咀嚼回数が多いため、歯や歯茎、あごの力が強くなり、唾液の分泌量が増える 玄米、豆類、ひじき、きのこ類、寒天、切干大根、おから、ごぼう、いも類
キシリトール 菌の増殖を抑える。唾液の分泌を促し、虫歯の進行を抑制する ほうれん草、いちご、レタス、カリフラワー、玉ねぎ、にんじんなど、多くの野菜やくだものに含まれる

<食生活での注意点!>

  • 糖分の摂取回数を控えめにする(シュガーコントロール)
    虫歯菌の養分になる糖分を上手にコントロールすることで、菌の繁殖を抑えることができます。
    特に間食には、甘いものだけではなく栄養面も考えてひと工夫が必要です!
  • カフェイン、アルコール、ニコチンの過剰摂取
    高い利尿作用があるため、過剰に摂取すると脱水症状を来たすことがあります。
    その結果、唾液分泌量が減少してしまうため、過剰摂取に注意しましょう。
  • 水分摂取量の不足
    無謀なダイエットなどで水分や食べものを過剰に制限してしまうと、水分摂取量が不足し、唾液の分泌を抑制してドライマウスを引き起こすことがあります。
    必要な水分摂取量は、2〜2.5L/日ということを念頭に入れておきましょう。
  • 咀嚼回数の減少
    咀嚼の回数が少なくなると、唾液腺の萎縮や機能低下を引き起こすことがあります。そうすると、唾液分泌量が減少してしまうのです。
    唾液腺機能が生理的に低下してしまっている高齢者の場合は、特に十分な咀嚼が必要です。
    また成長期に美しい歯並びを形成するには、かみごたえのある硬い食べ物をよくかむことで歯の植立状態をよくすることもポイントです。
  • 生活習慣
    口で呼吸したり、不規則な食生活、喫煙・精神的なストレスをかかえていると唾液分泌量が減少してしまいます。

毎食後の歯磨き

絶対に忘れてはならないのが、毎食後の歯磨きです!
菌を減らすには、なんと言ってもブラッシングが最も重要で一般的な方法です。正しいブラッシングによって、プラークをきちんと取り除きましょう。

紫外線対策<正しい歯磨きのポイント!>

  • 歯と歯の間、歯の付け根、歯のかみ合わせ部分など、磨きにくい歯から磨こう!
  • 歯ブラシの角度を歯にあわせて変えて、毛先をきちんとあてて磨こう!
  • 自分の歯の状態を鏡で確認しながら磨こう!
  • 歯ブラシの毛先に負担がかかってしまうので、なるべく軽い力で磨こう!
  • 細かい往復運動で歯垢が取れやすくなるため、できるだけ小刻みに磨こう!
     
 
管理栄養士・健康管理士からのエコアドバイス

★ 管理栄養士・健康管理士からエコアドバイス★


乾物なので、特に旬はありませんので一年中美味しく味わえます。
たくあんやひじきには、歯ごたえがたっぷり!
歯ごたえのある食べ物をよく噛んで食べると唾液がたっぷり分泌され、その唾液が口の中のお掃除をして虫歯の予防をしてくれます。
ひじきには、マグネシウムなどのミネラルがいっぱい。ミネラルは、強い歯をつくってくれます!
さらにひじきには、しらすと同様カルシウムもたくさん入っているので、丈夫な歯をつくってくれますよ♪
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虫歯を解消するオススメエコレシピ
<ひじきとたくあんの和風オムレツ>
食物繊維が豊富なひじきや、たくあんには歯ごたえがあるのがポイントです。
咀嚼回数が増え、歯やあごを強くするだけでなく、唾液をたくさん分泌しその洗浄作用で虫歯の予防をしてくれます。
ふわふわしたオムレツの中にしっかりとした歯ごたえも味わえて、子どもも大人も大好きな一品になることでしょう!
(さらにカテキンパワーのお茶を飲めば、バッチリです!!)
レシピイラスト
材料(1人分) 分量
たまご 2個
乾燥ひじき 2g
(生の場合は、大さじ2)
たくあん 20g
しらす 15g
青ねぎ 5g
しょうゆ 小さじ1
みりん 小さじ1
<作り方>
  1. ひじきは戻してさっと茹でてザルにあげておく
  2. たくあんはみじん切りにし、青ねぎも刻んでおく
  3. 卵を溶いて1.2.としらす、醤油、みりんを混ぜる
  4. フライパンを熱しお好みの硬さにしあげ、器に盛り合わせてできあがり
    お好みで大根おろしを添えると、大人向けになってオススメですよ!
虫歯も食べるものや食べ方次第で予防ができるのね。
おやつにもおかずにもなるし、早速つくってあげましょう。
そのときによーく噛むように教えてあげなきゃ♪
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