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シチュエーション別トラブル解決エコレシピ

口内炎 女の子に多いトラブル男の子に多いトラブル

次女の杏にまた口内炎ができちゃったの。
疲れが続くと口内炎ができることが多いのよね…。
再発を防止する方法はないのかしら??
口内炎ってどういうものをいうの?
「口内炎」とは、口腔(口の中)のほおの内側や唇や舌、歯茎などの粘膜におこる炎症の総称です。単に口内炎と言えば、もっとも発症例が多い「アフタ性口内炎」のことだと考えられます。
粘膜が赤くなってしみる程度のものから、糜爛*(びらん)、水疱(すいほう)、潰瘍(かいよう)ができたりしてしまうものまでいろいろな種類があります。
多くの口内炎は、痛みを伴うのが特徴で、悪化すると食事をするのがつらくなるようなこともあります。
通常の場合は1週間〜10日ほどで治りますが、それ以上続いたり、何度も再発するようようであれば他の病気が原因の可能性もあるので、病院の受診をおすすめします。
*ただれること
どんな症状があるの?
口内炎の種類やできる場所、程度によって差があります。
主な症状としては、腫れや痛み、出血、食べ物が飲み込みにくい、冷たいものや熱いもの、辛いものがしみる、口が動かしづらいなどがあげられます。
症状
     
 

健康管理士からのワンポイント★
『口内炎の種類と症状』


もっとも発症例が多いものはアフタ性口内炎と呼ばれ、一般的に口内炎と言えば、アフタ性口内炎のことだと考えてよいでしょう。
アフタ性口内炎とそれ以外の代表的な口内炎の種類・主な症状・原因をまとめました。
健康管理士からのワンポイント
−口内炎の種類と特徴−
主な作用 主な働き 原因など
アフタ性口内炎 表面が白っぽく窪みがあって周りが赤い円形または楕円形の 1センチ未満の潰瘍(=アフタ)ができる 風邪や体調不良、疲労、暴飲暴食、胃の調子が悪いときなど
ストレスも一因
カタル性口内炎 粘膜が炎症を起こして赤くなったり、荒れたり、白くただれたりする 歯ブラシで口内が傷ついた部分に細菌が入り起こる他、歯周病や歯槽膿漏など
単純ヘルペスウイルス性口内炎 唇に白いただれ、高熱や激しい痛み、よだれが多く出る、脱水症状や摂食障害が出ることも ヘルペスや麻疹、風疹などのウイルスに感染による
カンジダ性口内炎 舌の表面に白いブツブツがたくさんあらわれるが、痛みはほとんどない カンジダ菌(は口腔内に常在するカビの一種)によって舌にできる
免疫力の弱い子どもや、免疫力が低下している人がなる
このほか、アレルギーやタバコに含まれるニコチン成分が原因でなるものやエイズの初期症状やベーチェット病などの病気と関係して生じる口内炎もあります。
 
     
何が原因なのかしら?
実は口内炎には「これ」という原因がはっきりしていなく、いくつかの要因が複合して起こると考えられています。
ここでは、日常生活から考えられる原因をまとめてみました。

  • 不規則かつ偏った食生活
    不規則かつ偏った食事をして、栄養バランスが崩れビタミン鉄分が不足すると、口内炎が発症しやすくなります。
    中でも、ビタミンA26ナイアシン鉄分の不足が影響すると考えられているため、バランスのよい食事はもちろん、これらを多く含んだ野菜や果物を摂るよう心がけましょう。
    なお、ビタミンB群には粘膜の修復作用があり、細菌に対する抵抗力も高めてくれます!
  • 口の中の傷や刺激
    口の中はとても柔らかい粘膜で覆われているため、歯が当たったり、歯で口の中や唇を噛んだりすることで、また、酸・アルカリ物質・熱湯の誤飲などの刺激によって、粘膜が傷つきやすいのです。
    その結果、傷口に細菌が感染して口内炎を引き起こすことがあります。 硬いものを食べるときはゆっくりと噛むようにし、歯磨きも優しく丁寧に行いましょう。
  • ウイルスやカビによる感染
    カビやウイルス感染が原因で口内炎にかかる事もあります。
    ヘルペスウイルスは唾液に多く含まれており、発熱したりする場合もあります。子供が発症することが多いのですが、大人になって発症する場合は、ヘルペスウイルスが外部から侵入するのではなく、症状が緩和してもウイルス自体はずっと体内に潜んでいて、体力や免疫力が低下した時などに口内炎として発症します。
    またカビの一種であるカンジタが口の中の粘膜表面に寄生し、増殖すると、カンジタ性口内炎を発症します。
どうしたら予防できるの?解消法は?
口内炎を予防するためには、日ごろからバランスのよい食事を取り、十分な睡眠をとり、歯みがきやうがいを習慣づけて、口の中の清潔を保つようにすることが重要です。

食事

口内炎は、栄養バランスが乱れ、ビタミンB群鉄分 などが不足することなどが原因で発症することがあります。ビタミンB群は粘膜の健康維持を促進するため積極的にとりましょう。
また、皮膚や粘膜の働きを正常に保つ働きがあるビタミンAもとりましょう。

−口内炎を予防する 栄養素−
栄養素 作用 主な食材
ビタミンB1 疲労の回復 疲労の蓄積を防ぎ体の健康を維持する 豚肉、うなぎ、さんま、いわし、あさり、しじみ、さけ、大豆など豆類、ごま、のり、玄米
ビタミンB2 成長促進や皮膚・髪・爪などの細胞の再生 皮膚の代謝を助ける レバー、うなぎ、さば、さんま、納豆ひじき、きくらげ、こんぶ、煮干し、チーズ、牛乳、たまご
ビタミンB6 皮膚・髪・歯などの健康維持に不可欠 レバー、ささみ かつお、まぐろ、さけ、さんま、さば、魚の赤身、バナナ、ナッツ類
ナイアシン 皮膚や粘膜の働きを正常に保つ
肌荒れや口内炎の緩和
レバー、豚肉、タラコ、かつお、ムロアジ、マグロ、サバ、落花生、玄米
ビタミンA 粘膜を保護する レバー、アンコウ、うなぎ、銀むつ、銀だら、モロヘイヤ、明日葉、にんじん、かぼちゃ
ビタミンC 皮膚の健康を維持する 菜の花、赤ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、ゴーヤ、ジャガイモ、柿、オレンジ、イチゴ
鉄分 粘膜を正常に保ち、口内炎を予防する レバー、アサリ、シジミ、かつお、納豆、菜の花、小松菜、ほうれんそう、ひじき

また、食べ物をしっかり噛むと、唾液の分泌量が増えます。唾液には粘膜を守ったり、修復したりする作用があるので、食べ物をしっかり噛み、唾液の分泌量を増やすことで、口内炎予防につながります。

口腔内を清潔に保つ

絶対に忘れてはならないのが、毎食後の歯磨きです!
口の中を清潔に保つことが、口内炎予防の第一歩です。
口腔内に汚れがたまると細菌やウイルスが繁殖しやすくなり、口内炎ができやすくなるので、日ごろから、毎食後の歯磨きやうがい薬で口内洗浄を行うことにより、発症を防ぎましょう。その際に口内を傷つけては意味がないので、優しく丁寧にみがくことが大切です。

口の中の乾燥を防ぐ

口呼吸をしていると、乾燥した空気や、空気中の細菌が直接体内に取り込まれてしまいます。意識して、鼻呼吸を心がけ、なるべく口の中を乾燥させないようにしましょう。
また、お茶やお水で常に口の中をしっかりと潤すことも大切です。

ストレス解消と生活習慣の改善

絶対に忘れてはならないのが、毎食後の歯磨きです!
早めに就寝することによって身体の再生を促す成長ホルモンの分泌が増えます。
また、ストレスがたまっていると、免疫力が低下するため、疲れたときはゆっくりと休み、睡眠をしっかり取り、規則正しい生活を送るようにしましょう。

     
 
管理栄養士・健康管理士からのエコアドバイス

★ 管理栄養士・健康管理士からエコアドバイス★


うなぎのは、7〜8月です。
うなぎには抵抗力を高めるビタミンAや疲労回復に役立つビタミンB群が豊富に含まれているため、口内炎の予防にはピッタリです。
また、みょうがの辛味成分には、熱を静めて、毒を制する働きがあるため、口内炎の痛みを抑える効果があります。それらをあわせたレシピは口内炎予防にも、発症した後にも効果的ですよ♪
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口内炎を解消するオススメエコレシピ
<うなぎとみょうがの卵とじ>
うなぎは、不足すると口内炎を発症しやすくなるといわれているビタミンB2がたっぷり。
また、うなぎも卵も口の中の粘膜を保護する働きがあるビタミンAも含まれています。
そしてみょうがには、口内炎の痛みを和らげる効果があります。
今回はこれらを使って、口の中をあまり刺激しないように小さめに刻んだうなぎとみょうがを卵でやさしく包んで口内炎の強い味方になるレシピにしてみました♪
歯ざわりと香りを残すため、みょうがは一度に加えずに、二度に分けて加えるのがポイントです。
しかし、口内炎で痛みがひどい時は一度に加えた方が食感がやさしく、食べやすくなりますよ!
レシピイラスト
材料(4人分) 分量
うなぎのかば焼き 1枚
みょうが 4〜5個
たまご 3個
(A) だし カップ1.5カップ
みりん 大さじ3
うす口しょうゆ 大さじ2
<作り方>
  1. みょうがは縦半分にし、うす切りにする
    (口内炎のときはなるべく細かく食べやすいように切りましょう)
  2. うなぎは一口大(1.5cm幅)ぐらいに切る
  3. 鍋またはフライパンに(A)を煮立て、うなぎ、みょうがの2/3量*を入れ、ひと煮立ちしたら、予めといておいたたまごを回し入れる。
  4. 残りのみょうがを上に散らし、たまごが半熟になったら火を止める。
    *口内炎になっている場合は、みょうがは分けずに一度に入れましょう!
口内炎も口の中を清潔にすることが予防につながるのね。
虫歯の予防にもなるし、やさしく丁寧にみがくように教えるわ。
うなぎも家族みんなでおいしくいただけそう♪
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